「絞り出し 並べた角栓 むなしいな」
「朝メイク 会社着くころ 毛穴落ち」
「マスクして 毛穴隠せる 冬が好き」
これは、毛穴に悩む女性たちから寄せられた川柳。多くの女性が「あるある」と共感できるだろう。
肌荒れ、黒ずみ、たるみなどの肌悩みも、毛穴に原因があるケースが多い。そんな毛穴の悩みを持つ人におすすめなのが『毛穴道(けあなどう) もう一生悩まない。』(講談社)だ。
著者は、毛穴研究の第一人者である皮膚科専門医の亀山孝一郎さん、スキンケアの取材歴20年以上の美容エディター大塚真里さん、女優やタレントの信頼も厚いヘア&メイクアップアーティストのAYAさん、美容雑誌「VOCE」の読者で毛穴に悩む一般女性9名からなる「毛穴道研究会」。
亀山医師は、毛穴とニキビの研究を30年以上続けており、本書は「毛穴が目立つ原因は、ストレスと皮脂。ビタミンCを中心としたビタミンケアを取り入れることで、毛穴は縮小する」という亀山理論を大きな柱としている。
そもそも毛穴とは何か、という基本的な知識から、正しい洗顔や角質ケアなどの毛穴のお手入れ法、毛穴にいい"毛穴レス"メイク術、毛穴の大敵であるストレスをためない暮らし方のアドバイスなどが紹介されている。
毛穴道研究会メンバーの一般女性たちが肌に合わせたセルフケアプログラムを1か月試した結果も掲載されていて、修正なしのリアルな毛穴写真を見ると、黒ずみが減り、毛穴が小さくなった様子がうかがえる(p.66)。
本書には、「毛穴は敵ではなく、むしろ肌を外敵から守ってくれる味方」だと書かれている。意外だが、そのことを知るのが毛穴道の第一歩だとか。
ちなみに、冒頭の川柳にあるように、毛穴に詰まった角栓をむりやり取ると、かえって角栓ができやすくなってしまう。毎日の洗顔や角質ケアで少しずつ取るのが一番だ。
いじめてきた毛穴たちを正しくケアして、美肌をめざしたい。
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