発達障害を専門にする司馬クリニックの院長・司馬理英子さんの著書『最新版・真っ先に読むADHDの本』(主婦の友社)には、以下のようなADHD(注意欠如・ 多動性障害)のチェックリストがある。
□落ち着きがない
□じっとしていない
□おしゃべり
□忘れ物、なくしものが多い
□何度も言わないと毎日の日課ができない
□ケアレスミスが多い
□指示に従えない
□学校の課題や宿題をなかなかやり始めない
□順番などを待つのが苦手
□人のじゃまをする
休園、休校中の我が子のようすを見て、ドキッとした人もいるのではないだろうか。本書にはADHDの子どもへの基本の対応法や、潜在能力を引き上げて問題行動をストップさせるために家庭でできることなどが紹介されている。
例えば、ADHDの子どもは「始める」「続ける」「終わらせる」ことが不得意。本書にはこれを克服させるためのアイデアも書かれている。そのひとつが「ポイント制」のシステムで、「決めたことができたら◯ポイント」とポイントを与え、たまったらごほうびと交換できるという方法だ。
またADHDの子どもは片づけるのが苦手でもある。片づけ方がわかっていないこともよくあるそうだ。どこに何を入れるかを絵や文字で示し、はじめは親も一緒に片付けてやり方を具体的に教えると理解しやすい。
本書では、ADHDの子どもがどのような行動をとるのかをマンガでわかりやすく紹介している。ADHDについて知っているようでよく知らないという人や、チェックリストに心当たりがあり、日頃から「どうして毎日の決まりごとができないの?」とか「やればできるのに、なぜ頑張らないの?」と悩んでいる人におすすめだ。
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