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多様な食文化を守るには/『タネの未来』

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送※2020年4月から放送時間変更)では、BOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

 2020年4月4日の放送では「多様な食文化を守るには」をテーマにお送りしました。番組でご紹介した本は、『タネの未来 〜僕が15歳でタネの会社を起業したわけ〜』(小林宙 著、家の光協会)

『タネの未来 〜僕が15歳でタネの会社を起業したわけ〜』(小林宙 著、家の光協会)
写真は、『タネの未来 〜僕が15歳でタネの会社を起業したわけ〜』(小林宙 著、家の光協会)

 番組内では、鶴頸種苗流通プロモーション代表の小林宙さんとクックパッド ブランディング・編集担当本部長である小竹貴子さんをお招きして、「日本の伝統野菜とタネ」という話から「日本の多様な食文化を守るには」について議論しました。

タネには2種類存在する

 野菜の種にはF1種と固定種の2種類が存在します。
 F1種とはメンデルの第一法則「優劣の法則」による、異なる形質をもつ親同士を配合させたことで生まれた強いタネを指します。
 私たちがスーパーなどで見かける野菜の多くはF1種から作られた野菜になります。
 固定種とは親、子供、孫、ひ孫と代々同じ形質が受け継がれていった種を指します。

日本の伝統野菜とは

 日本の伝統野菜とは、固定種を守りながら、固定種を日本の様々な土地で植えることで新しい種類の野菜を指します。

日本多様な食文化を守るには

 日本の食文化を守るには、まず料理を作ったり、野菜を育てたり、実際に自分で体験することが大事だと、小林さんと小竹さんは共通の意見として述べていました。
 さらに小林さんは、文化を守るだけでなく新しいものを作っていくことが文化になり、その結果、文化が守られていくものだとお話ししていました。

 次回の放送は、本日4月11日(土)18:00から「音の表現の可能性とは」をテーマにお送りする予定です。BOOKウォッチ編集部からもオススメ書籍をご紹介します。

 詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを!


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