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音声サービスの未来とは/『音声に未来はあるか?』

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送※2020年4月から放送時間変更)では、BOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

 2020年3月24日の放送では「音声サービスの未来とは」をテーマにお送りしました。番組でご紹介した本は、『音声に未来はあるか?』(河野道成 著、日経BP社)。スマートスピーカーは何が得意で何が得意ではないかという解説も含めた1冊。

『音声に未来はあるか?』(河野道成 著、日経BP社)
写真は、『音声に未来はあるか?』(河野道成 著、日経BP社)

 番組内では、株式会社Voicy代表取締役CEOの緒方憲太郎さんと東芝デジタルソリューションズ株式会社コエステーション事業プロジェクトリーダーの金子祐紀さんを迎え「音声サービスの可能性」についてお話をうかがった。

 コエステーション(コエステ)とは一般ユーザーから有名人まで様々な「コエ」をデータベース化し、多種多様な合成音声(人工の声)を生成、生成した声を様々なデバイスとつなげることができるサービス。

-- コエステーションのもたらすものは?

金子 声は、感情に訴えかけるには非常に良いものだと思っています。コエステを使えば、一瞬で声の切り替えができるので、好きな声で好きなものを聞くということが実現できるのは大きいです。

-- 「声」にビジネスチャンスがあると思った理由

緒方 情報って、手で作って目で入れるか、口で作って耳でいれるかの2パターンしかないんですよ。これまでは前者だったのですが、今は後者の時代になっています。個性を大事にする時代なので、それを体現できるのが「声」なんです。

-- 音でビジネスをする難しさ

緒方 日本はまだ面白いコンテンツがないんですよね。

入山 音メディア文化が日本に根付いていないってことですね。

緒方 そうですね。でも、一番したいことって話すことで、それをITで表現できるのかということに最終的にはたどり着くと思っています。

-- 今後の展望について

金子 コエステでクロスリンガルというものを研究しています。日本語で話したものが、話した人の声で別の言語に変換されるというものです。これもあと数年で実現すると考えています。

次回の放送は4月4日(土)18:00から「多様な食文化を守るには」をテーマにお送りする予定です。

 詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを!


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