チャンスに恵まれる女性とそうでない女性の差は「礼儀作法」だった⁉

　働く女性を応援する雑誌「PRESIDENT WOMAN Premier」（プレジデント社）の2020年春号では、「大人の常識、品格あるマナー」を特集している。自分では心掛けているつもりでも実は間違っていたとか、世界に通用するマナーではなかったなんてことに気が付けるかもしれない。

写真は、「PRESIDENT WOMAN Premier」2020年春号（プレジデント社）より

　例えば、よくやってしまいがちな「口に手を当てる動作」。これは外国人には「何かやましいことがある」と受け取られ、コミュニケーションの意思がないと判断されてしまう。また、高位者に対して拍手をしたり、目の前で許可なく足を組んだりするのはNGだ。

　ビジネスでもプライベートでもチャンスに恵まれている人とそうでない人との差は礼儀作法にあるというのは、教養や礼儀作法の大切さを説いている作家の中谷彰宏さん。インタビューが掲載されていて、人にあってITにはないものは「礼節」だとし、これからも礼儀作法を身につけることが重要だと語っている。

　「大人の教養本」を紹介したページもある。『千利休　無言の前衛』（赤瀬川原平　著・岩波新書）、『2030年の世界地図帳』（落合陽一　著・SBクリエイティブ）、『ビジネスマンへの歌舞伎案内』（成毛眞　著・NHK出版）、『ビジネスエリートがなぜか身につけている教養としての落語』（立川談慶　著・サンマーク出版）、『一冊でまるごとわかるギリシア神話』（吉田敦彦　著・だいわ文庫）など13冊が推薦されている。

　また、2020年6月から施行される「ハラスメント規制法」を受けて、意外に知らない「セクハラ・パワハラ」についての基礎知識や、社内でハラスメントが発生したときの対処法などをまとめた特集もある。

　ファッション特集では、キャリアスタイルの三種の神器「スーツ＆バッグ＆靴」のコーディネートカタログや、リーダーになったら一度はつくっておきたいオーダーシューズの店を紹介している。

（BOOKウォッチ編集部）