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「環境会議」2020春号が「食品ロス」特集

 学校法人「先端教育機構 事業構想大学院大学」(本部:東京都港区)出版部は、「環境会議」2020春号で「『食品ロス』から考える未来社会」を特集している。

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写真は「環境会議」2020春号

 大量生産・大量消費が生むフードロス。飲食物の保存や運搬を容易にする包装や流通。便利さや食欲の行き過ぎた追求は、社会全体の持続可能性を大きく損ないかねないとしばしば問題になっている。フードロスや廃プラも考慮した暮らしと産業の未来について、企業はどう取り組むべきか、消費者は何ができるのか。

 本号では、「特集1 農と食の未来構想」、「特集2 森と人をつなぐ共生の哲学」という二つの特集を基に探求している。食の未来を切り拓く新事業、農と食を支える実践、森を暮らしに活かす構想、森と共生する日々の哲学などについて、企業や行政、研究者、実践家など多数の関係者が現状と未来像を報告している。「居酒屋で気軽にオーガニックを」「木質由来資源で脱プラ 社会に価値提供し未来創造」などビジネスに役立ちそうな具体的な話も多い。

 「環境会議」は2000年創刊。発行部数は約5万部。主たる読者対象は、グローバルな社会経済構造の変化をいち早く認識し問題解決を目指すNGO、NPO、企業の経営者、経営企画、CSR担当者など。就職活動中の大学生などにも役立ちそうだ。

 BOOKウォッチでは関連で、『大量廃棄社会――アパレルとコンビニの不都合な真実』(光文社新書)、廃棄食材を活かす『世界一のレストラン オステリア・フランチェスカーナ』(河出書房新社)、日本人の食生活にまで累が及ぶ『地球をめぐる不都合な物質』(講談社ブルーバックス)、海洋汚染問題を扱った『クジラのおなかからプラスチック』(旬報社)、『プラスチックスープの海』(NHK出版)なども紹介している。

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