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発売から7年、『プラスチックスープの海』が増刷

 世界が注目するプラスチック問題に、初めて警鐘を鳴らした書籍『プラスチックスープの海』(NHK出版)が、2012年の刊行から7年を経て増刷を重ねている。

 プラスチックごみ問題は、このところ注目を集めるようになり、使い捨てストローの使用禁止など身近な問題になっている。

 著者の1人、チャールズ・モアは 海洋汚染研究のスペシャリスト。1997年にいち早く、浮遊プラスチックで、まるでプラスチックスープのように見える海域「太平洋ごみベルト」の危険性に気づき、各分野の専門家と共に調査航海をスタート。2000年には、海水中のマイクロプラスチック(微小なプラスチック)の重量がプランクトンの6倍にものぼることを発表した 。

 プラスチック問題に関しては本欄で『クジラのおなかからプラスチック』(旬報社)、『地球をめぐる不都合な物質』(講談社ブルーバックス)なども紹介している。

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『プラスチックスープの海』(NHK出版)

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