現代社会に欠かせないアイテムになったスマホ。しかし、その一方で"スマホ首"やストレートネックなどと言われる頸椎の問題が増えてきた。
頸椎は神経が多いため、患うと広い部分に影響を及ぼしてしまう。主婦の友社より発売されている『くびの痛み・頸椎症の長年の痛みとしびれを自力で治す本』では、そのような頸椎が原因の痛みやしびれに効く、今すぐできる簡単な改善方法を専門家が披露している。
以下の10項目のうち、1つでも当てはまれば頚椎症の疑いがあるという。
1 上を向いたり、首を反らすと、痛みを感じる。あるいは反らすと痛みが強くなる
2 慢性的な首こりや肩こりがあり、マッサージなどをしてもなかなか治らない
3 慢性的な首こりや肩こりがあり、頭痛やめまい、胸の痛みなどを伴うことがある
4 首から左右どちらかの肩、腕、手などに痛みやしびれを感じるようになった
5 首を前後左右に動かすと、以前に比べて動かせる範囲が狭まったような気がする
6 両側の肩、腕、手、下肢、足などに痛みやしびれを感じるようになった
7 箸を持ったり、ボタンをかけるといった指先の細かい作業がうまくできなくなった
8 足がもつれた感じになり歩きにくくなった。階段が手すりなしに上れなくなった
9 足の裏に砂利を踏んでいるような違和感がある。熱さや痛みの感覚が鈍くなった
10 筋力が低下し、ご飯茶碗など軽いものが持てなくなったり、歩くのが困難になった
チェック結果はいかがだろうか。
もしかして、そうかな。と思った方は、次の内容を参考に体を動かしてみてもいいかもしれない。
「わっかストレッチ」
1 足を肩幅に広げて立つ。ひじを伸ばして前方で手を組む
2 ひざを軽く曲げながらひじをゆっくり曲げて、大木を抱えるイメージで輪を作り、10秒キープする。肩甲骨周辺の筋肉が伸び、血流がよくなる
「はばたきのポーズ」
1 手のひらを外に向け、腕を斜め45度に上げる。肩を支える筋肉がどこも緊張していない状態で、ゼロポジションという
2 3秒かけてひじがわき腹につくように曲げ、また3秒かけてひじを伸ばし、最初のポーズに戻す。肩甲骨の間にしわができていれば、うまくできている。これを1セットとして5セット繰り返す
「うなずき体操」
1 手を太ももの真ん中あたりに置き、足はかかとがお尻の真下あたりにくるように座る。 手は太ももの上に置いたまま、肩をいからせてすぼめる
2 肩をすぼめたまま、頭をゆっくり前に倒す
3 頭を前に倒したら、頭をゆっくり戻して正面を向き、今度は肩をすぼめたまま後ろに頭を倒す。これを1セットとして5回繰り返す
また、日常生活のコツのなかで次のポイントに気を付けると、首も肩も楽になるという。
「靴を履くとき」
【×】必ず前かがみになるのが靴を履くとき。靴を履くのは毎日のこと。これを繰り返せば首への負担が大きくなる
【○】長めの靴ベラを使えば首に負担をかけずに履ける。靴ベラがない場合は、下を向くのではなく完全にしゃがみこむのがよい
「本を読むとき」
【×】電車の中でもよく見かけるこの姿勢。頭の重みで首が前に垂れ下がり、背中も丸まっている
【○】本を目の高さまで持ち上げ、首を丸める角度を少しでも減らすようにする。お腹を突き出すように腰を反らせるとなおよい
「洗い物をするとき」
【×】つい流し台に対して前かがみになってしまいがち。これでは洗い物が終わったころには首、肩がこって当然
【○】足を前後に開いて立つだけで、姿勢がよくなり、楽に洗い物ができる。流し台にお腹やひざを当てるのもおすすめ
本書を読むと、洗い物など毎日の動作を少し変えてみるだけでも体が楽になるかもしれないことに気付く。スマホを使う時間が多いと感じている方は、スマホ首をチェックしてみてはいかがだろうか。
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