今回ご紹介する本は、『VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』(ジェレミー・ベイレンソン 著、倉田幸信 訳、文藝春秋)です。
さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマに、より良い未来の姿とそれを実現するイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週火曜日19:00~21:00生放送)では、20時台にBOOKウォッチ編集部がおすすめの書籍を紹介している。
2020年1月14日(火)の放送では「超高齢社会のエンターテイメントとは」というテーマで、東京大学先端科学技術研究センターの登嶋健太さんとYahoo!メディアプロデューサーの宮内俊樹さんをお迎えし、「VR旅行」について熱いトークが繰り広げられた。
-VR旅行を始めたきっかけについて
登嶋 シニアの方に興味を持って、介護の仕事に就きました。
そこで、話を聞いているとシニアの方は未来の話より昔の話が好きなのです。リハビリでも元気になったら何をしたいかって聞くと「育った場所に行きたい」「旅行に行きたい」って言われるのです。
単調なリハビリをやっていっても現実的に数値が上がりづらいので、故郷とか旅行したい場所の写真を見せて、リハビリのモチベーションをあげていました。
それで実際に現地に行って、360度の風景を記録して見せてあげればいいなと思って、今のサービスに行き着きました。
-VR旅行について
入山 実際にシニアの方に、VR旅行の映像を撮るのに協力してもらっているのですよね?
登嶋 まだまだ自立して生活しているシニアの方も多くいるので、360度カメラをお渡しして、「アクティブシニア」と言われている人たちに手伝ってもらっています。
-高齢者のVR撮影ボランティアについて
宮内 とてもいいボランティアですよね。僕も将来やりたいです。
登嶋 アクティブシニアの人もやりがいを感じられて、「次はここ行くよ」ってどんどん映像が増えていくのです。
VRはこれから、さまざまな場面で活用される新しい領域のビジネス。VRビジネスについてさらに深く知りたい方は、書籍『VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』(ジェレミー・ベイレンソン 著、倉田幸信 訳、文藝春秋)を参照願いたい。
今日(火曜日)の放送でも、おすすめの書籍をご紹介するので、気になる方は、文化放送のエアチェックを。
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