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高齢になった親に送る「冷凍」作り置きごはん

 高齢者の増加にともない、高齢になった親の食事を心配する人が増えている。作り置きなどをして、親の食事をサポートしているという人もいるだろう。管理栄養士で料理研究家の検見﨑聡美さんも、その一人だ。

 検見﨑さんが監修したレシピ本『親が喜ぶごはんを冷凍で作りましょう』(主婦の友社)が2019年10月11日に発売された。

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写真は、『親が喜ぶごはんを冷凍で作りましょう』(主婦の友社)の表紙

 本書のポイントは、管理栄養士による栄養バランスのとれたレシピであること。作り置きを冷凍するので、長期保存が可能なこと。そして、食べる時は電子レンジで温めるだけなので簡単。

 保存容器は電子レンジで加熱できるものを選ぶと、冷凍庫から出してすぐ加熱できるので親もラクだ。また、冷凍の利点として食材の中まで味がしみ込みやすくなるため、調味料の量が少なくて済み減塩にもつながるなど、役立つ情報も書かれている。

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小さい容器なら電子レンジで加熱してそのまま食べても

 検見﨑さんは両親と同居しており、仕事で帰りが遅いため10年以上も夕飯を作り置きしているという。検見﨑さんは自身の経験を次のようにコメントしている。

「やっぱり好きなものはよく食べるし、同じものが続くと飽きるようだし。栄養バランスを考えつつも、好むようなものを用意しています。それも試行錯誤して、今に至っているという感じですね」

 遠く離れた場所で暮らす親にも、冷凍しておけば無理なく送れる。

「いつもの食事を、1人分、多めに作って冷凍しておいて、1~2週間分まとまったら送るのはどうでしょうか。同じものを食べると『あれどうだった?』『ちょっと味が薄かったわよ』なんて、会話も広がりますよ」

 送る側も受け取る側も負担が少なく、無理せず続けられる工夫が紹介された一冊。

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送る時は12時間以上、冷凍してから。保存容器にメモを貼るとわかりやすい

 BOOKウォッチでは、レシピ関連で「マツコも唸る? 簡単、時短、節約、なのにおいしい!大人気ブロガーMizukiの「最強レシピ集」と題し、『Mizukiのラクしておいしい! ほめられごはん The BEST』(学研プラス)も紹介している。

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