女優の安達祐実さんは先日、38回目の誕生日を迎えた。アラフォーで二児の母とは思えない美肌をキープするひみつは、2019年9月20日に発売された『肌がきれいになる石けんオフメイク』(文藝春秋)にあるようだ。
本書は、安達さんとヘアメイクアップアーティスト、美容エディターなど美容のプロらによる「石けんオフメイク研究会」が執筆したメイク本。「BOOKウォッチ」でも一度紹介したが、同研究会のインスタグラムによると、発売前には重版が決定したという人気ぶり。安達さんにこの本の魅力を聞いた。
「石けんオフメイク」とは、石けんだけで落とせるコスメを使ったメイク術。主に天然由来の原料を使ったナチュラルコスメやミネラルコスメなどを使う。
「ホントに落ちるの? 難しくて使いにくいのでは? 種類がないんじゃない? と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この本を読めばそのイメージが変わると思います。発色がよくて、オフが簡単。メイクがもっと楽しくなりますよ」
こう話す安達さんが「石けんオフメイク」に出合ったのは、2年前。『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』(北島寿・著/文藝春秋)の制作でメイクモデルに初挑戦したことがきっかけだった。
「もともと揺らぎがちな肌だったので、整ったらいいなという思いがありました。実践して肌が乾燥しにくくなり透明感も出てきた気がします。皆さんにも、いくつになっても肌は変わることを実感してもらいたいです」
それまで、美容に関しては「本当に無頓着だった」という安達さん。
「私も読者の皆さんと一緒に勉強している感じなんですよ」
メイクを落とすなら、専用のクレンジングを使うのが一般的。しかし、その中には強い界面活性剤が使われているものもあり、しっかりメイクを落とせる一方で、洗いすぎて肌に負担をかけてしまうという問題も。肌が荒れるとメイクのノリが悪くなって、つい厚塗りに......。そしてまたゴシゴシとクレンジング洗顔するという悪循環に陥りがちだ。
「(メイクは)『落とすことが大事』と聞く機会が多くて、以前はただ落とせればいいと思っていましたが、落とし方にもいろいろあると学びました。仕事柄、使うコスメもさまざまなので、いつもとはいきませんが、仕事で肌が疲れたなと思ったら休日は『石けんオフメイク』に。それだけでもだいぶ肌を休められているなと感じています」
「石けんオフメイク研究会」の活動について聞くと――。
「単純に楽しんでいます。石けんオフできるコスメは、2年前と比べてもすごく進化しているんです。その最新情報や肌の基礎的なことも学びながら、いろいろなメイクの方法や表現を試してみるのは楽しいですね」
「石けんオフメイク」ならではの魅力に、思いがけない使い方ができることもあるという。例えば、保湿のリップバームを上まぶたにのせて艶やかに見せたり、色つきのリップスティックを頬や眉の仕上げに重ねたりといったテクニック。これらは撮影に使用されたコスメ情報と一緒にオールカラーでていねいに解説されている。
「『石けんオフメイク』は、子どもとのスキンシップも多い子育て中でも安心できる存在。それに洗顔の時間も短くて済むから忙しい時にはありがたいですよね。私は、基本的には自然体でいたいと思っています。自分が本来持っている肌の力をなるべく引き出すようにして、肌をいたわりながら年齢を重ねることを楽しみたい。この本は、私のような考え方の人にもピッタリだと思います」
次の2枚の写真は、『肌がきれいになる石けんオフメイク』(石けんオフメイク研究会 著/文藝春秋)に収録している写真の一部。この写真のように安達さんの魅力にあふれるカットが多数収録されているのも本作のポイントだ。
1 白いコーデによくあう、シルクを配合したミネラルコスメのメイク
(モデル:安達祐実/撮影:横山創大/ヘア&メイクアップ:AYA(LA DONNA)/スタイリング:原 未来/企画:大塚真里)
2 口元がシックにまとまる、精油を使ったオーガニックのリップ
(モデル:安達祐実/撮影:アシザワシュウ(S-14)/ヘア&メイクアップ:AYA(LA DONNA)/スタイリング:原 未来/企画:大塚真里)
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