未曾有のコロナ禍は人々の価値観に変化をもたらした。これから多くの産業が価値の転換を迫られる。マツダは、この難題に一足早く向き合っている。その指揮を執っているのが著者の一人、前田育男氏である。
デザイン部門のトップに就くなり、新コンセプト「魂動」を打ち出し、大胆なブランド戦略を展開した人物だ。その成果を問われている前田氏が、社会変化の中で「あるべきかたち=イデア」は何かというテーマで、伝統工芸や美術の第一線で活躍する人たちと繰り広げた談論の記録が本書である。その場を設けたのがもう一人の著者、仲森智博氏。技術・経営誌の編集者としての経験が長い同氏は、前田氏とは中学・高校の同級生。無遠慮な質問をぶつけ、前田氏の悩みまでも聞きだした。本書に収められた議論のエッセンスは、社会や価値の変化を意識する方法に多く示唆をもたらすはずだ。クルマ好きやマツダファンの目を引くエピソードも随所に登場。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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