新型コロナウイルスの経済的影響が、社会全体の広告費が激減していると聞く。Twitterの赤字転落を例に出すまでもなく、電車に乗っていても広告枠の空白が目立つようになった。本書はそんな「広告」が、スマホ時代以降いかに本来の在り方を見失い、問題を引き起こしてきたのか。ネット広告のカオスからどのように脱却すれば良いのか。取材を基に構成された1冊だ。
広告は多くの人にとってなんとなく目に映る、おおむね「邪魔」な存在だ。しかし、その背後にはメディアや企業が大きく関わっており、広告の不健全さがそのまま社会全体の不健全を招いている。漫画村やWELQ事件は記憶に新しいが、まさに「無料ほど高いものはない」という言葉通り、広告と情報の信頼性の問題は社会に顕在化し始めている。サスティナビリティ(持続可能性)やブランディングがますます重要になる今後、広告関係者のみならず、メディア関係者必読の本だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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