スーツ姿の集団が書類が詰まった大量の段ボール箱を運んでいく...。たびたびニュースで流れる地検特捜部による捜査の映像。「国家権力」の四文字を想起させるほど、その存在は威厳に満ちあふれているが、果たして操作は公正・公平に行われているのか?
衝撃的なカルロス・ゴーン氏の逮捕・起訴から、裁判の動向に注目が集まるなか、ライブドア事件、村上ファンド事件、ペジー社事件、森友問題など、平成の世を騒がせた「経済犯罪」の実相を検証し、特捜部のありようを追及していく本だ。
村木厚子元厚労省局長の冤罪(えんざい)事件により、絶対的な権威は失墜したように見える特捜部。果たして揶揄(やゆ)されるような「国策捜査」が現実に行われているのか。著者の視点は、政界や財界、マスコミとの関係にまで伸びる。カリスマが一瞬で犯罪者とされる「経済犯罪」が、いかに罪としてグレーなのかわかる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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