元徴用工への賠償を日本企業に命じた昨年10月の韓国大法院(最高裁判所)判決以来、資産の差し押さえや徴用工像の設置など、耳を疑うようなニュースが次々に飛び込んでくる。文在寅政権による対日批判は、もはやブレーキが掛からなくなってしまったようだ。日韓両国の保守派を代表する櫻井氏と洪氏は、文政権が暴走する理由について「韓国が内部の異変で別の国に生まれ変わろうとしている」と語る。
北朝鮮に強いシンパシーを持つ「従北派」が社会主義の方向へ舵を切り、日本やアメリカの民主主義国から距離を置こうとしているのだ。失業率の大幅な悪化にもかかわらず、国内企業を冷遇するのも「社会主義=反資本」の思想によるもの。韓国経済が原始に返りつつある、と本書で評されるゆえんである。
祖国の正常化を求める洪氏が櫻井氏と交わす議論は、国のあるべき姿を伝えてくれる。
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