「考える」人、橋本治の真骨頂とでもいうべき本である。橋本治の本は読みにくい。なぜなら彼が徹底的に考えるからである。本書においても論点はあちこち飛躍する。しかし、それは彼の思考の自然な流れであり、必然なのだ。
反知性主義を読み解いていくなかでたどり着いたのは「不機嫌」「ムカつく」というキーワードだった。
後半は、ヤンキーから逸脱して、イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生といったトピックスについて「思考」する。
著者はあとがきで「知性は人間の根っこのようなもので、どこでどうつながってるかは分からないんだし」と記している。
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