激しい仲間への暴力、リンチで崩壊した連合赤軍。ノンフィクション、小説を含め、多くの「物語」が語られてきた。そのほとんどが男性の視点で書かれてきたが、桐野夏生は女性の視点でとらえ直した。実在のリーダーの永田洋子ではなく、架空の女性主人公を導入することにより、自由に当時の閉鎖された空間と時間を行き来することが出来た。評者の原武史(放送大学教授)は「著者の新境地」と高く評価している。
新左翼運動の退潮を決定づけた連合赤軍事件について、本を買ってまで読もうとは思わなかったが、この本なら買ってもいいかなと思った。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?