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お金のことをきちんと話してこなかった家におきる、相続税の悲劇とは!?

 平成25年度の法律の改正によって、これまで相続税の対象にならなかった人まで、相続税の申告をしなければいけない時代がやってきます。もう、相続税は、たくさんの財産をもったリッチな人だけの話ではなくなります。以下のような相続税にまつわる悲劇が、多くの人にとって現実の問題となってきます。

【相続税の悲劇1】 お金がないのに税金を払わされる
【相続税の悲劇2】 相続税を払ったあとでさらに税額が増える
【相続税の悲劇3】 子どもたちの仲が悪くなる

 「え? ひょっとしたら、自分も相続税を払わなくてはいけなくなるの?」「じゃあ、いくら払うことになるの?」と、不安に感じている人も多いでしょう。

 相続税の手続きとは、

(1)遺産分割協議
     ↓
(2)相続税の申告
     ↓
(3)税務調査

という3つのプロセスを経て初めて完結します。

 じつは、相続税の申告件数のうち、約4分の1の家庭に税務調査が入っています。想像もつかないことですが、映画「マルサの女」のように、自分の家に税務調査官がやってくるのです。

 税務調査が入った家は、実に8割以上の確率で修正申告を求められ、追加で税金を払わなくてはならない事態に陥ります。

 この「税務調査」に関する十分な知識をもたなかったことで、冒頭のような悲劇的な事態を招く可能性があるのです。本書『本当はもっとこわい相続税』の前半部分では、悪気なく相続税を申告したつもりが「1,500万円」もの修正申告を迫られた家族の一部始終を、ストーリー形式でわかりやすく解説します。

 さらに、最近では、雑誌や新聞記事、相続税の「節税策」に関する特集記事をよくみかけるようになりました。その結果、相続に関する「誤解」が一般に広まっているようです(下記参照)。

 本書の後半部分では、これらの勘違いを一つひとつひも解きながら、本当に正しい相続対策をあぶり出していきます。いつの日かあなたの家に相続がおきたとき、家族でモメずにしっかりお金を残すために、必読の1冊です。

【相続税の節税策14の誤解】

①   相続税ってものすごく高い
②   配偶者が遺産相続すれば相続税はほとんどかからない
③   妻や子どもの名前で預金しておけば相続税の対象にならない
④   子どもの名前て預金すれば、贈与したことになる
⑤   妻や子どもにどんどん贈与すれば節税できる
⑥   111万円で贈与税の申告をすれば大丈夫
⑦   亡くなりそうになったら銀行預金はおろしてしまったほうがいい
⑧   現金に相続税はかからない
⑨   土地を買えば相続税が節税できる
⑩   同じ敷地内の二世帯住宅なら土地の評価額はすごく安くなる
⑪   動産は子ども全員の共有にすれば公平だ
⑫   遺産は法定割合で分けなければいけない
⑬   遺言書は絶対だ
⑭   「相続放棄」と「ゼロ相続」は同じこと

書名:『本当はもっとこわい相続税』
著者:須田邦裕
定価:1575円(税込)
発売日:2013年7月11日

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