小さいころ、ある日突然「お父さんとお母さんもいつか死んでしまうんだ」と気づいて怖くなる。
大きくなれば、身近な人の死を経験することも増えて、「あの世」で元気にやっているかなと考えたりする。
輪廻転生があると考える宗教もあれば、天国や地獄で過ごすことになると考える宗教もある……。
とにかく「死」と「死後」や「前世」というのは、考え方の違いはあれど、時代、年齢、性別、国境を越えた人類共通の興味の的。そして「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」なんていうのも、これまた人類共通の問いであるといえます。
今回ご紹介する『死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」』は、そういった疑問にひとつの答えを提示する書籍です。
著者はカウンセリング心理学の博士号をもつ公認催眠療法修士であり、アメリカカウンセリング協会の会員でもある、マイケル・ニュートン氏。
彼はもともと、原因不明の慢性的な体の痛みをケアするカウンセリングに「年齢退行催眠」を使っていました。つまり、「謎の体の痛み」は、患者が覚えていないくらい小さなころのトラウマに起因する場合があり、それを解消することで痛みを取り除く治療をしていたのです。
治療を何人にも施すうちに、あるとき、年齢だけではなく「前世」にまでさかのぼることができると気がつきます。そして「生」と「生」の間に、「魂だけの期間」があることが、多くの被験者の口から語られるのです。
●魂にはレベルがあること(色分けされている)。
●同レベルの魂のグループ仲間がいること(ソウルメイトたち)。
●それぞれの魂にはもっとレベルの高い魂の教師がいること。
●今の生は、魂の期間に自分と教師の話し合いで、目標をもって選んできたこと。
●目標に気づいて、達成することで魂のレベルが上がっていくこと。
そのほか「魂の世界」にあまりにも共通するイメージが多く、もともと「魂」や「前世」に懐疑的だった著者も考えを改めることになったといいます。
本書を「オカルトだ」「確かめようもないから信用できない」「うさんくさい」と切り捨てるのは簡単ですが、日本はこういった分野の研究で、海外と比較して数十年は遅れていると言われます。
それにもし世界がこの本で語られるような仕組みであるとすれば、世の中で起きる理不尽な出来事も納得できることがあります。
もし少しでも興味を持たれたなら、先入観を捨ててぜひ本書を手に取ってみてください。あなたがあなたとして生まれてきた意味に気づき、人生をどう生きるかを改めて考えるきっかけとなるかもしれません。
※本書は「死後の世界が教える『人生はなんのためにあるのか』」(VOICE)の新装改訂版です。
■商品詳細
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=66308&c=9784775941133■著者
カウンセリング心理学の博士号をもつ公認催眠療法修士であり、アメリカ・カウンセリング協会の会員でもある。 高等教育機関で教師をつとめ、ロサンゼルスで開業医として活動を行ってきた。独自の年齢退行催眠手法を開発し、被験者を過去世の記憶を超えて、「生と生のあいだ」の深淵な世界へと誘導、「驚くべき生命の神秘」を明るみに出した。最初の著書『Journey of souls』はベストセラーとなり、現在では10カ国語に翻訳されている。スピリチュアルな退行催眠療法のパイオニアとして国際的な名声を得て、数多くのラジオやテレビのトークショーに出演したり、ニューエイジの展示会で講演を行っている。1998年には、心、肉体、精神の橋渡しに「もっともユニークな(すばらしい)貢献をした」として、全米トランスパーソナル催眠療法士協会から賞を授与された。長きにわたる魂の記憶の臨床研究と、死後世界のコスモロジーに関する発見で高い評価を得ている。歴史研究家、アマチュア天文学者、世界旅行家でもある。現在、妻のペギーとともに北カリフォルニアのシエラネバダ山中に自宅をかまえている。
書名:死後の世界が教える「人生は何のためにあるのか」
著者 :マイケル・ニュートン
訳者:澤西康史
発売日:2013/3/14
定価:2,000円(+税)