本を知る。本で知る。

朝日新聞社と集英社のコラボレーションで実現した総合知のプロジェクト、全講義録 「『知』の挑戦 本と新聞の大学Ⅰ・Ⅱ」

 2012年3月、「いま世の中に必要とされる『知』を提供するプロジェクト」としてスタートした各分野のスペシャリストによる連続講義「本と新聞の大学」。その白熱した講義の様子を、受講生との質疑応答も含め、集英社新書で完全に再現! 
 新聞社と出版社の連携がなければ、これほど強力な10名の講師陣を揃えることは不可能であった。本書は「本」「新聞」「雑誌」それぞれの場で培われた「知」を余すことなく盛り込むことで実現した、まったく新しい「大学」の姿を書籍化したものである。
 各回の講義で扱われた多様なテーマは、それぞれが今日的な課題に直結しているとともに、全体を通して読んだときには一つの像を結び、新しい時代における知のあり方を提示している。
 未曾有の危機や閉塞感に苛まれた時代状況を打破するために、今一度分野を越えた知のあり方を模索、そして提示する、知的に生きる全ての人にとって必読の2冊。
 Ⅰでは新聞・政治学・中国・科学といったテーマを今日的な課題に即して解説し、「総合知」として体系化。一色清氏と姜尚中氏による「日本のこれからを考える」対談も冒頭に収録した。
 Ⅱでは橋下徹・介護・グローバル経済・科学と芸術といったテーマから今日の「知のあり方」を考えるべく、Ⅰに続き各分野で今最も注目を集める講師陣が解説。巻末では再び一色・姜の両氏が対談し「知のプロジェクト」を総括、これからの「日本のあり方」を考えた。
 各回の講義を質疑応答も含めて収録し、さながら教室にいるかのようなライブ感で紙上に再現。最高の講師陣が送るアクチュアルな講義の全軌跡!

 

【目次より】

<Ⅰ>
はじめに  姜尚中
第一回 日本はどうなる?  一色清×姜尚中
第二回 私的新聞論――プロメテウスの罠  依光隆明
第三回 政治学の再構築に向けて  杉田敦
第四回 二〇二〇年の中国 世界はどう評価するか  加藤千洋
第五回 科学と人間の不協和音  池内了

<Ⅱ>
はじめに  一色清
第六回 橋下徹はなぜ支持されるのか  中島岳志
第七回 OTHER VOICES・介護の社会学  落合恵子
第八回 グローバル時代をどう読むか――地球経済の回り方  浜矩子
第九回 科学と芸術のあいだ  福岡伸一
第一〇回 日本のこれからを考える 一色清×姜尚中    

【著者プロフィール】
●一色清(いっしき きよし) 1956年愛媛県生まれ。朝日新聞出版雑誌統括。
●姜尚中(カン サンジュン) 1950年熊本県生まれ。政治学者。東京大学大学院情報学環教授。
●依光隆明(よりみつ たかあき) 1957年高知県生まれ。朝日新聞編集委員。
●杉田敦(すぎた あつし) 1959年群馬県生まれ。政治学者。法政大学教授。
●加藤千洋(かとう ちひろ) 1947年東京都生まれ。同志社大学大学院教授。元朝日新聞編集委員。
●池内了(いけうち さとる) 1944年兵庫県生まれ。天文学者・宇宙物理学者。総合研究大学院大学教授。
●中島岳志(なかじま たけし) 1975年大阪府生まれ。政治学者。北海道大学大学院法学研究科准教授。
●落合恵子(おちあい けいこ) 1945年栃木県生まれ。作家。「クレヨンハウス」主宰。
●浜矩子(はま のりこ) 1952年東京都生まれ。エコノミスト。同志社大学大学院ビジネス研究科長・教授。
●福岡伸一(ふくおか しんいち) 1959年東京生まれ。生物学者。青山学院大学教授。

http://shinsho.shueisha.co.jp/

書名:「知」の挑戦 本と新聞の大学Ⅰ・Ⅱ
著者:一色清・姜尚中・依光隆明・杉田敦・加藤千洋・池内了・中島岳志・落合恵子・浜矩子・福岡伸一
発売日:2013年2月15日
定価:(Ⅰ)777円(税込)   
     (Ⅱ)798円(税込)

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