一所懸命生きていると、その分だけわずらわしいことや悩みも増えていきます。では何もしなければ、いいじゃないのとお考えのあなた。それでは人生つまらなすぎます。前向きに生きてこその楽しい人生です。本書は、わずらわしいことが起こる生活の場面場面で参考になる考え方を紹介しています。偉大なる賢人たちもそうした場面に直面し、熟考し、そして自ら導き出した結論を記録に残しました。彼らの一つひとつの言葉は、きっとあなたの人生の指針になるはずです。
たとえば、もし突然泣きたくなったときには、フランスのモラリスト、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーを思い出しましょう。
「喜びも苦しみも、我々の自己愛次第なのだ」
愛を自分自身に向けていて、人を思いやる気持ちを忘れていたことに気づかされます。
明らかに実現不可能なことに幸福を見出そうとすると、不幸になります。ダライ・ラマ14世は言います。
「幸せは精神と心がきめる」
クッキーを焼いてもらえたり、詩集を読むことができたりと、日常の身近なことでも幸福を感じることはできます。
彼氏を待っている間にじれてイライラすることはありますか。短気は損気です。リラックスしていると、約束の時間はすごい速さで近づいてきます。トルストイは言います。「待つことのできる者にはよい結果が訪れる」
書名:恋に嘘、仕事にルブタンは必要か? 心が楽になる57の賢人の言葉著者:レベッカ・ラインハルト訳者:小嶋有里発売日:2015/9/17定価:本体1400円(税別)