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“部下が上司を監督する”という逆転現象!?『1分間マネジャーの時間管理』

 一般的な会社では、現場で結果を出した人が評価され、出世していくもの。その「優秀なプレーヤー」が上司となったとき、陥りやすい次のような状況があります。

●働いても働いても仕事がなくならない。時間がない!
●がんばっているのに成果が上がらない。昔はがんばっただけ結果がついてきたのに…

自分は管理職に向いていないんじゃないか、現場にいたときのほうがよかった……とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

実は、それは「あなたがやるべきでない仕事」をしているせいだとしたら、どうでしょうか。
概して現場で優秀な人ほど、部下に仕事を任せられなくてすべてを自分で処理しようとしてしまったり、不安からなんでもかんでも報告を要求しがち。

でも、部下に仕事を任せないということは、単純に上司の仕事が増えるだけではありません。間接的に「君にはまだこの仕事は任せられないから、自分にやらせてくれ!」というメッセージを送っていることになるのです。これがどういう結果を招くことになるでしょうか。

部下は自信を持てずにいつまでも自立できない。仕事をやらせてほしがっていると思われるから、次から次へと仕事が舞い込んでくる。仕事はどんどんたまっていき、そのうち、部下から「あの件、どうなってます?」と聞かれる立場逆転現象が常態化。上司の決定がなければ動けない部下たちはなにもできず、結果、部署ごと会社のお荷物に……という残念な結果です。

管理職にとって重要なのは、「仕事をどうやるか」だけではありません。「何をすべきか」をきちんと把握していなければ、やる仕事そのものを間違えてしまうのです。

『1分間マネジャー』(ダイヤモンド社)とは、自分はほとんど動かずに、部下を上手に動かして輝かしい成果を上げる人になる秘訣が書かれたベストセラーで、いくつものシリーズが出ています。

本書はその「1分間シリーズ」の中でも、上司としてすべき仕事とは何かに焦点をあてます。仕事をサルにたとえて、それが「あなたが世話をするべきサル」なのか、「他人が世話をするべきサル」なのかと問いかけます。

「サル管理」を学べば、管理職としてひとまわり大きくなって、プライベートも充実するハズ!?

※本書は『1分間マネジャーの時間管理』(ダイヤモンド社)を新訳・改訂したものです。

■商品詳細
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=66308&c=9784775941119

■著者
ケネス・ブランチャード
“1分間シリーズ”とシチュエーショナル・リーダーシップRの生みの親であり、著述家、大学教授、コンサルタント、ビジネストレーナーとしても世界的に知られる。

ウィリアム・オンケン・ジュニア
マネジメント理論の大家。1934年に米プリンストン大学を卒業後、さまざまな業種で要職を歴任した。

ハル・バローズ
時間管理術の第一人者。世界的な大手企業二社に勤務した後、コンサルティング会社を経営するかたわら、マネジメントや交渉術の論客として絶大な人気を集める。

書名:1分間マネジャーの時間管理
著者 :ケン・ブランチャード、ウィリアム・オンケンJr、ハル・バローズ
訳者:永井二菜
発売日:2013/2/14
定価:1,300円(+税)

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