道を歩いていたら、いい匂いがしてきてついお店のほうに…
グルメレポーターの言葉を聞いて「あれ、食べてみたいなあ」…
なんて経験、皆さんもおありではありませんか。
ステーキを売るためには「いい肉を使っている」といくらアピールするよりも、「匂い」や「音」を使って、「食べたい」という欲望や五感に訴えることが、一番効果があるのです。
「シズル」は、ステーキを焼くときのジュージューという音のことです。転じて、「商品の一番のセールスポイント」のことを指します。 販売やキャッチコピー、マーケティングに関わる方なら、一度は耳にしているはずです。 この「シズル」を広めたのが本書『ステーキを売るな シズルを売れ!』の著者エルマー・ホイラーです。
ホイラーは、20世紀半ばに活躍した営業講師・コンサルタントで、10万5000もの売り言葉を分析、1900万人に実験した結果、いわゆる「ホイラーの5つの公式」を発見しました。
1-ステーキを売るな、シズルを売れ!
2-手紙を書くな、電報を打て!
3-花を添えて言え!
4-もしもと聞くな、どちらと聞け!
5-吠え声に気をつけろ!
本書ではあらゆる商品を売り込む「シズル」の見つけ方、「イエス」と言わせる売り文句はもちろん、セールスマンが心得るべき言葉遣い、契約書を取り出すときのテクニックや、相手から「反対」されたときの対応方法など、人間心理を巧みについたセールステクニックを明らかにしています。お金もかからず、しかも明日からすぐ実践できる「言葉の魔術」とシンプルなテクニックを身につけてください。
■著者紹介
エルマー・ホイラー(Elmer Wheeler)
1903年生まれ。営業講師・コンサルタント。新聞の広告営業を経て、ホイラーワードラボラトリーを設立、10万5000にもおよぶセールス文句を分析し、1900万人に検証した結果、いわゆる「ホイラーの5つの公式」を発見する。メイシーズなどの大手百貨店、ホテルチェーン、石油会社、クリーニングチェーン、バイオリニストなど多岐にわたる顧客の売上向上に貢献した。
同法則を解説した本書『ステーキを売るな、シズルを売れ!』は1937年に出版され、効果的セールスについて体系的に解説した本として全米初のベストセラーとなった。現在も古典的名著、営業教育書の草分けとして世界中のセールスマン、マーケターに愛読されている。1968年死去。
■商品詳細
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=66308&c=9784775941058 書名:ステーキを売るな シズルを売れ!
ホイラーの公式
著者 :エルマー・ホイラー
訳者:駒井進
発売日:2012/7/14
定価:1,200円(+税)