あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
まけるな
五つの言葉の頭文字を取って「あおいくま」――。
ものまねタレントのコロッケさんが、貧しかった幼少期に母・博子さんに教えられ、今でも心がけている「人生の極意」です。
三食のおかずはもやしだけ。やがて、もやしも米もなくなり、あられが食卓に出た幼少期。父親がいないこともあり、いじめられた小学生時代。治療費を心配して、右耳の具合が悪いのを我慢し続けた結果、聞こえなくなってしまった思春期。博子さんの反対を押し切って上京し、紆余曲折のあった芸能界――。
どんな時も、コロッケさんの心にあったのは「あおいくま」でした。
その後、ものまね芸で頂点を極めた時、あることに気づいたと言います。「あおいくま」のまけるな、は「他人にまけるな」ではなく「自分にまけるな」だったのだと。
最初に打ち合わせをしたのは2011年3月11日。コロッケさんは今もスケジュールの合間を縫って被災地を回る予定です。「あらゆる人に、“あおいくま”を届けたい」と思いをこめて。
みなさんも、心が折れそうになったときには、そっと「あおいくま」を唱えてみてください。
『母さんの「あおいくま」』関連情報はこちら
コロッケの爆笑ものまねメッセージ!〈美川憲一&淡谷のり子篇〉
コロッケの爆笑ものまねメッセージ!〈志村けん&田原俊彦篇〉 母さんの「あおいくま」
コロッケ 著
定価1260円
2012年1月12日発売
新潮社