この現代に、しかも都会の真ん中で、オオカミ信仰が今も根付いていると聞いても、「ニホンオオカミって、あの絶滅した……まさか、ねえ」と思う方がほとんどでしょう。
ですが、世の中にはまだまだ「不思議」が残されているのです。
神奈川県川崎市宮前区土橋。かつては50世帯の村でしたが、今では7000世帯が住む一大ベットタウンへと変貌を遂げています。
その土橋で代々農業を営んできた著者の実家の古い土蔵に、無造作に貼られていた一枚の護符。そこに描かれていた、地元の人々が「オイヌさま」と呼ぶ獣の正体とは?
著者の護符への素朴な興味は、謎解きの旅となり、いつしかそれは関東甲信の山々へとたどり着きます。そこで目にしたのは、、今もオオカミを神と奉り、門外不出の祭事を守り続ける神秘の世界だったのです。
「戻りたい未来がこの本にある」内山節氏、推薦!
「今年一番の収穫!」成毛眞氏、絶賛!
「足元から世界は広がる」養老孟司氏、納得!
三氏にくわえて朝日新聞、毎日新聞などなど、全国紙でも続々と書評掲載、今注目の一冊です。
あなたのすぐ隣に広がっているアナザーワールドをぜひ覗いてみてください。
『オオカミの護符』関連情報はこちら
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毎日新聞書評はこちらオオカミの護符
小倉美惠子 著
定価1500円(税別)
2011年12月16日発売
新潮社