編集者の箕輪厚介さんは、堀江貴文さん、ガーシーこと東谷義和さん、落合陽一さんなど、世間を騒がせる人たちや一筋縄ではいかない人たちと本を作り、ベストセラーを連発してきた。箕輪さんが、自身の「編集論のすべて」を語った『怪獣人間の手懐け方』(クロスメディア・パブリッシング)が、2023年9月15日に発売された。
本書いわく、「怪獣人間」とは以下のような人を指す。
狂ったように目的だけを見て、成果を残していく人たち。凡人たちが積み上げた小さなプロセスなどはお構いなしに、革命を起こしていく人たち。明らかにほかとは違う発想をし、いかがわしい生き方を選ぶ人たち。
「凡人」とあまりにも違うためたいていの人が近寄りたがらない「怪獣人間」に、箕輪さんは積極的に近づき、仕事につなげてきたという。
箕輪さんが「怪獣人間」に惹きつけられるようになったのは、当時実業家であった与沢翼さんの雑誌作りに関わったのがきっかけだった。毎日与沢さんのそばで話を聞く中で、「こういうことをするから世の中が騒ぐのか。ここまでやると警察が動くのか」と、新しい世界を見たという。そして、完成した雑誌の発売当日に、与沢さんは運転手への暴行容疑で逮捕された。この体験が忘れられず、箕輪さんは刺激的な人物を探して接触するようになる。
本書では、「怪獣人間」をどのように発見し、接触し、関係を深めて仕事につなげるかというプロセスが解説されている。また、秋元康さんや鈴木おさむさん、ダルビッシュ有さんなどの「怪獣」な面も紹介している。あなたの周りにも「怪獣人間」がいるかもしれない。人生を刺激的に、面白くするヒントになる一冊だ。
【目次】
PROLOGUE 人生は人との出会いで驚くほど変わる
CHAPTER1 [生態編]怪獣人間とは何か
CHAPTER2 [獲得目的編]怪獣人間と付き合うメリット
CHAPTER3 [発見編]怪獣人間はどこにいる?
CHAPTER4 [接触編]怪獣人間は初対面が9割
CHAPTER5 [捕獲編]怪獣人間と渡り合うための掟
CHAPTER6 [手懐け編]人間関係の三角形
CHAPTER7 [人間対策編]プチ怪獣との付き合い方
CHAPTER8 [怪獣人間図鑑編]怪獣人間はあまりにも魅力的だ
EPILOGUE 人間の歪さを面白がれると人生は面白くなる
■箕輪厚介さんプロフィール
みのわ・こうすけ/幻冬舎 編集者。大学卒業後、双葉社に入社。「ネオヒルズ・ジャパン」を創刊し完売。『たった一人の熱狂』見城徹、『逆転の仕事論』堀江貴文などの編集を手がける。幻冬舎に入社後は、新たな書籍レーベル「NewsPicks Book」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーに。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。雑誌「サウナランド」は2021年のSaunner of the Yearを受賞。2022年『死なばもろとも』ガーシーを出版。
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