2023年7月27日、英語指導を専門とする頼野えりこさんの新著『英語の発音はこの15語だけで身につきます!』(Gakken)が発売された。ピックアップされた15の簡単な英単語を練習するだけで、英語の基本の発音42音がマスターできる発音習得術を学ぶことができる。
今回はその中から、とくに日本人が注意すべき単語の発音について紹介しよう。
カタカナ語が定着している単語を、英語だと思ってそのまま言っても伝わらない......。本書では、そんなトラブルを避けるために覚えておきたい単語が紹介されている。
たとえば「シチュー」は、英語では「stew」と書き、発音は「ストュゥー」となる。ほか、「ジュエリー」は「ヂューゥリィー」、「ビタミン」は「ヴァイダミン」、「ウイルス」は「ヴァイアラス」となる。
また、カタカナ語で発音すると別の単語として聞こえてしまう場合もある。「キャリア」は、本来「カリーア(career)」だが、カタカナ語のまま発音すると「carrier(運ぶ人)」という意味に変わってしまう。
さらに、発音がだいたい同じでもアクセントが違う場合は通じない単語も。「エレベーター」はネイティブでは「エレヴェイター」となり、ほとんど変わらないように見えるが、初めのeの音にしっかりアクセントをつけるかどうかで、発音の印象がまったく異なるという。
■頼野えりこ(パワフルえりこ)さんプロフィール
よりの・えりこ/幼少期を韓国で、中学~大学は日本で過ごし、30代で6年間の海外生活(ドイツ4年、スウェーデン2年)を経験。帰国後は小学校・バカロレア認定校や国立の中高一貫校などで非常勤講師として英語指導にあたる。40代で中学・高校の教員免許(英語・一種)を取得後、英語指導活動を本格化。「わかる・できる・伝わる・楽しい」を積み重ねることにより自信をもち、英語以外の世界の扉も開けられる自分になること。フォニックスや発音指導を中心に日本全国の子どもから大人までのべ5,000人を指導。自分らしい働き方・生き方を実現する英語の先生のための起業塾も主宰している。宮城県と埼玉県の2拠点生活。二児の母。
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