夏祭りや花火大会で盛り上がる季節がやってくる。浴衣で行けばもっと楽しそうだけれど、着付けが......というときに試したいのが、「帯結ばない帯結び」だ。
着付け講師のayaayaさんが考案した「帯結ばない帯結び」は、数メートルもある長い帯を結ぶ必要がなく、たたんで巻くだけ。誰もが簡単に和装を楽しめると話題になり、2019年に書籍化された。
今回、待望の第2弾『帯結ばない帯結び2』(TAC出版)を発売。帯結びが苦手で和装から遠ざかってしまう人、もっとカジュアルに着物・浴衣を楽しみたい人にピッタリな1冊だ。
今作では浴衣を特集しているほか、「帯結ばない帯結び」の新作32種類が掲載されている。
ここでは、浴衣に似合う「帯結ばない帯結び」の基本の手順を紹介していく。
まずは準備から。浴衣着付けの基本アイテムを揃えよう。
・裾よけ
・補正インナー
・腰紐×3
・着物クリップ×2
これらに加えて、メッシュベルト付き帯板、ベルト付き帯板、「まわりっ子」などの帯板を使う。
では、さっそく帯を巻いていこう!
(以下、本文から引用)
初めての人はまずここから。帯を半分の長さに折ってから巻くので、あっという間に完成! さらにアレンジを加えれば、後ろ姿も◎
<使うもの>
・半幅帯
・帯板
・クリップ1つ
・帯締め
1.巻きはじめ
帯を半分の長さに折り、輪になっている方を右胸下にあて、右手で長い側を持ちます
2.帯を巻く
右手側の帯を正面までかぶせたら上から帯板にクリップで留め、左まわりに帯を巻いていきます
3.帯を締める
右脇まで巻いたら左手はクリップの脇、右手は右脇で帯の下側を持ち、しっかり締めます
4.もう1回帯を締める
左手はそのままクリップの脇、右手は帯の上側に持ち替えて、さらにしっかり締めます
5.かぶせてクリップ留め
さらに帯を前までかぶせてクリップを留め直します
6.帯を折り返す
左側の余った帯を少しずらしながら折り返します
7.クリップを留め直す
折り返した部分がずれないように、帯全体をクリップで留め直します
8.帯締めを結ぶ
帯締めをしっかり結んで固定します
9.完成!
クリップを外したら完成です
帯の特徴:やわらかめ、リバーシブル
全長:約410cm
出身:「ばらいろ」@aya_barairo
(以上、本文から引用)
本書は、初めての人でもキレイに浴衣を着られるよう、着付けの基本から丁寧に解説してくれる。一部のページはQRコード付きで、わかりやすい解説動画を見ながら自分で着付けることも可能。
なんとなくハードルが高かった和装も、「帯結ばない帯結び」なら気軽に試せそう。次回はアレンジを2種紹介するので、お楽しみに♪
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