2023年4月3日、作家・小川糸さんの最新エッセイ『糸暦 いとごよみ』（白泉社）が発売された。
本書は「月刊MOE」連載作品を加筆、再構成したもの。自然のリズムに身をゆだねて過ごす、小川さんの12カ月の暮らしを紹介する歳時記エッセイだ。
春を告げる山菜を味わい、木の実や果物で秋のおやつをつくり、猛暑の夏は麻の着物で快適に過ごし、冬は湯治へ出かけて身体を整える......。そんな日本ならではの暮らしを楽しむ知恵が、季節に沿って語られている。
イラストは杉本さなえさん、デザインは鈴木さとみさんが担当。小川さんの季節を楽しむ料理のレシピも付いている。
■小川糸さんプロフィール
おがわ・いと／1973年生まれ。2008年『食堂かたつむり』でデビュー。多くの作品が、英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語などに翻訳され、様々な国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2010年に映画化され、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化され、『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ライオンのおやつ』は「本屋大賞」にノミネートされた。その他の著書に『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』『あつあつを召し上がれ』『サーカスの夜に』『ミ・ト・ン』など。
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