「クズ男という概念を作ったカウンセラー」として、恋愛にまつわる電話相談を1400件以上受けてきた、「見知らぬミシル」さん。
ツイッターで14万人以上のフォロワーに支持される彼が、恋愛の執着と、そこから解放されるためのヒントを説いたのが『いい女は、"去る者"を追わない その恋、ただの執着です』(大和出版)だ。
今回は本書の第3章「要注意!あなたの執着を加速させる男性のポイント」から、執着する恋愛に相手を導いてしまう男性の特徴や、そうした男性を見極める目を養うためのポイントを見ていきたい。
前回の記事はこちら→恋人選び「一緒にいて楽しい」はNG?! 恋が「執着」になってしまう人の特徴3つ
あなたの執着を加速させてしまう男性の特徴の1つめは「冷たくなったり優しくなったりする」こと。冷たさと優しさの振れ幅が大きい人は、気分で行動しがち。自分で自分の機嫌を取ることなく、不機嫌でいながらも関わりを求めてくる人には要注意だという。
「このときに『相手が不機嫌なのは私のせいだ』と思い込む女性がいますが、相手の不機嫌はすべて相手の責任です」
女性が察して行動する必要はなく、「何もしない」スタンスに徹するべきなのだそう。相手の気分に振り回される恋愛をしないためには重要なことだ。
2つめの特徴は、「まったく話を聞かない」ところ。話を遮るタイプの人は言うまでもないが、「話は遮らないけど、自ら話を聞こうとしてこない」場合もある。著者のミシルさんは、後者のタイプについて次の3つを理由として挙げている。
1.あなたに対して興味がない
2.相手の話を引き出すコミュニケーションスキルがない
3.話を聞いていいのかどうか不安な状態である
特に3の場合は、まだ信頼関係が築けていない状態だ。「私は些細なことでも質問してくれると嬉しい」と伝え、相手が安心して話を聞ける空気を作る工夫が求められるとのこと。
女性を執着させてしまう男性の特徴、3つめは「マメにLINEの返信が来る」こと。一見、良いことのようにも思える。しかし、ミシルさんは、返信の早さや頻度ではなく「LINEの内容にどれだけ誠意や配慮があるか」こそが大切だと断言する。
「女性は連絡不精な男性をあまり好まないと思いますが、連絡不精でも誠実な男性はいます。(中略)なぜなら、連絡不精の人は、その分、自分の時間を大切にしているので、それが侵害されるストレスを知っており、相手の時間の使い方も尊重しようとするからです」
つい気になってしまう返信の頻度よりも、その内容や相手の態度のほうに目を向けるようにしたい。
本書にはほかにも、「好き」と「執着」を見極める執着度判定や、執着を手放す方法、相手との関係を上手に育てていくのに必要なことなど、幸せな恋愛をするヒントが詰まっている。今の恋愛に悩んでいる人にとって、何かしらの展望が見えてくるはずだ。
■見知らぬミシルさんプロフィール
みしらぬ・みしる/男性。Twitterでの恋愛に関する呟きが話題になり、現在のフォロワーは約14万人以上。Twitterでの発信のほか、stand.fmのラジオ公式パーソナリティを務め、カウンセラーとして電話で恋愛・人生の相談をおこなっている。これまでの相談件数は1400人以上。著書に『成長した女は、その男を選ばない "クズ男"見極め教本』(大和出版)。
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