料理家・和田明日香さんの人気レシピ本『10年かかって地味ごはん。』（主婦の友社）。2021年4月に発売され、22年には第9回料理レシピ本大賞 in Japan 料理部門に入賞。レシピ本としては異例の25万部を突破した。
そしてこのたび、2作目となる『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』が3月3日に発売された。
前作では、料理初心者からスタートした和田さんが結婚以来10年作り続けてきた「名もなきおかず」とよぶ、茶色っぽくて一見地味なおかずを紹介した。一方、今回は「料理家としてというより、母として、妻として、ひとりの人間として、大切に作り続けている正直なレシピ」を選んだという。
たとえば、「見知らぬあなたへ ねぎ塩チキン」と名付けられたこちらの料理。「フォロワーさんを喜ばせたい」という気持ちから生まれたそうだ。
また、師匠・平野レミ流の作り方を「リスペクトを込めてパクった」のが「師匠の酢豚」だ。
ほかにも、「10年目の豚大根」「にんじんしりしり かわいいしりしり」「麻婆春雨 いつかまた会える日まで」「チョングッチャンって言いたい」など、気になる料理名が並ぶ。
「料理して食べる、という行為には、救われることがたくさんあります。もちろん、苦しめられることもあります。生きるために欠かせない食べること、なのだから、楽ありゃ苦もあって当然です。だからこそ、どんな毎日にも寄り添えるような、なんでもないおかずを届けたいと、この本に思いを込めました。キッチンに立つ人の支えになれたら嬉しいです」（和田さんコメント）
毎日料理をする人のことを思って和田さんが考えた「正直なレシピ」集。代わり映えがしない「地味ごはん」の中に、愛情がたっぷり詰まっている。
■和田明日香さんプロフィール
わだ・あすか／料理家・食育インストラクター。東京都出身。3児の母。
料理愛好家・平野レミの次男と結婚後、修業を重ね、食育インストラクターの資格を取得。各メディアでのオリジナルレシピ紹介、企業へのレシピ提供など料理家としての活動のほか、食育や家族のコミュニケーションをテーマにした講演会やイベント出演、コラム執筆、ラジオ、CMなど幅広く活動する。RKB毎日放送『和田明日香のア・レシピ』ほか、NHK-FM『眠れない貴女へ』、テレビ朝日『家事ヤロウ!!! リアル家事24時・お悩み解決レシピコーナー』などテレビでも活躍中。
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