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「絶対に読んでほしい」佐久間宣行が、オードリー若林のエッセイを激推しする理由

(企画名)#木曜日は本曜日

僕がオススメする本、絶対に読んでほしい本ばかりなんで。

 そう断言するのは、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんだ。

 「週に1回街の本屋さんに足を運んでもらおう」と、東京都書店商業組合が立ち上げたプロジェクト〈#木曜日は本曜日〉。これまでに上白石萌音さん宇賀なつみさんラランド・ニシダさんらが「人生を変えた本」を10冊ずつ挙げ、それぞれの本や本屋さんへの愛を語った。

 第5回に登場した佐久間さんも、〈#木曜日は本曜日〉YouTubeチャンネルにアップされた動画で、人生に影響を与えた本を紹介している。佐久間さんが「絶対に読んでほしい」と太鼓判を押した、〈東京佐久間宣行書店〉の10冊とは?

「好きすぎてコピーして部屋に貼ってました」

 佐久間さんは、特にマンガをよく買って読んでいるという。高校生の娘との共通の話題は、今大人気のマンガ『東京リベンジャーズ』と『チェンソーマン』なのだそうだ。

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 そんな佐久間さんが1冊目に紹介したのは、『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』などで知られる冨樫義博さんのマンガ『レベルE』(集英社)。主人公の部屋に自称・宇宙人の男が住みつき、さまざまな騒動を起こすSF連作集だ。佐久間さんは、このマンガに「度肝を抜かれた」と語る。

リアルタイムでジャンプを読んでて、僕その時は多分高校生とか大学生とかなので「冨樫」と呼びますけど(笑)、「冨樫、こういうパターンでくるのね」と思ってたのを、もうぶっ飛ぶような展開を見せて。

4話から始まる「From the darkness」っていう、人間を食べてしまう異星人との話が、「え? こいつ......」って......「冨樫、マジで天才なんじゃないの?」と思って。これを何度も読み返して、しかも(5話まで続くエピソードの)最後のコマは、好きすぎてコピーして昔部屋に貼ってたことがあるぐらいですね。

 佐久間さんは他にも、「人生を変えた本」10冊にSF小説を多くピックアップした。「SFとミステリーが子供の頃から好き」なのだと語る。

仕組みが美しいものとか、僕が知らない世界のもの、世界観を固めてくれるものとか、大きな嘘をついてくれて、ディティールをプロの仕事で固めているみたいなものがすごく好きで。

SF・ミステリー好きというのは、今の僕の仕事にもすごい役立っていると思いますね。大きな嘘はつくけど、ちっちゃな嘘、ダサい嘘はつかないみたいな。

 子供の頃から読んできた本が、今の仕事にも影響を与えているというわけだ。佐久間さんが作ったあの番組も、SFやミステリーのエッセンスから生まれたものなのかもしれない。


〈佐久間宣行さんの「人生を変えた本」10冊〉
『レベルE』冨樫義博(集英社)
『フィフティ・ピープル』チョン・セラン(亜紀書房)
『ナナメの夕暮れ』若林正恭(文藝春秋)
『あなたの人生の物語』テッド・チャン(早川書房)
『虐殺器官』伊藤計劃(早川書房)
『われはロボット』アイザック・アシモフ(早川書房)
『アイの物語』山本弘(KADOKAWA)
『八日目の蝉』角田光代(中央公論新社)
『すいか』木皿泉(河出書房新社)
『調理場という戦場』斉須政雄(幻冬舎)

 ラインアップの中には、オードリー・若林正恭さんのエッセイ『ナナメの夕暮れ』(文藝春秋)も挙がっている。佐久間さんは、オードリーの冠番組「あちこちオードリー」(テレビ東京系)を手がけるなど、若林さんと親交が深い。そんな若林さんのエッセイが、佐久間さんにどう影響を与えたのだろうか?

まず人見知り芸人の時も「それを笑いにするんだ、新しいな」という意味で、お笑いとしてすごく僕は好きだったんですね。共感と、あとは自分の傷を笑いにする人がかっこいいなと思ってて。

その中で若林くんは、(世の中に)受け入れられた自分のコンプレックスとかそういうものを捨てて「変わっていく自分」も笑いにするっていうか。それも正直に言うことで、変わっていく自分の価値観自体も僕は(『ナナメの夕暮れ』の中で)お笑いにしてると思うんですけど、それがかっこいいなと思った本ですね。
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 佐久間さんは、若林さんの「変化」に対する姿勢に胸を打たれたようだ。「彼(若林さん)はいろんな人の希望になる人」「自分の仕事に悩んでる人とかは全員に刺さる本」とべた褒めの佐久間さん。「絶対に読んでほしい」と強く推す理由がわかってくる。

 動画の後半では、港区麻布十番にある「崇文堂書店」を訪れた。佐久間さんがずっと使っている編集所が付近にあるため、ここに立ち寄って本を買い、そのままカフェなどで読むという習慣がAD時代からあったのだと語る。書棚を眺めながら、「この5年くらいは米澤穂信さんとか読んでますよ」「ずっと好きなのは伊坂幸太郎さんですね」とお気に入りの本の話が尽きない。

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 テレビ東京勤務時代には、なんとトイレに行きながら本を読んだり映画を観たりしていたという話も。「それは忙しさもあるけど、本当に読みたい気持ちもあるけど......」と語った、その行動のまさかの理由とは。


 〈東京○○書店〉は毎週木曜日に更新される。来週は、誰のどんな書店がオープンするのだろうか。

 〈#木曜日は本曜日〉公式サイトはこちら。→https://honyoubi.com/

 また、東京の各書店では〈#木曜日は本曜日〉オリジナルデザインのしおりを配布している。配布店舗の一覧はこちら。→https://honyoubi.com/assets/data/present_shoplist.pdf

〈東京佐久間宣行書店〉しおりデザイン
〈東京佐久間宣行書店〉しおりデザイン

■佐久間宣行(さくま・のぶゆき)さん
1975年11月23日、福島県いわき市生まれ。テレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ。「ゴッドタン」「あちこちオードリー」「ピラメキーノ」「ウレロ☆シリーズ」「SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜」「キングちゃん」などを手がける。元テレビ東京社員。2019年4月からラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティを担当。YouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」も人気。著書に『普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる』(扶桑社)がある。


※画像提供:東京都書店商業組合




 


  • 書名 (企画名)#木曜日は本曜日
  • 出版社名(主催)東京都書店商業組合

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