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60代のコーディネート。あのとき出合ったファッションの"原点"を抱きしめて

60代のコーディネート、ずっと変わらない「好き」を主軸に

 64歳のIllallan(イラッラン)さんは、シニアファッションのトップブロガー。初の著書『60代のコーディネート、ずっと変わらない「好き」を主軸に』(KADOKAWA)で、春夏秋冬72のコーディネートを披露した。


 Illallanさんは、ファッションブログを10年以上公開中。Amebaブログ公式トップブロガーにも認定されている。

 娘3人が巣立ち、仕事をリタイヤした今でも、以前と変わらず毎日のコーディネートを組み立てることから1日をスタートさせているという。

私にとって、「装う」ことは、「美味しくて栄養バランスのよい料理を作り食す」ことや、「気持ちよく過ごせる環境を維持する」「心身のセルフケアをする」ことと同じく、「心地よく生活する」ために欠かせない習慣の一つです。

 年齢を重ねることは「『心地よく生活する』毎日を重ねていくこと」だと綴るIllallanさん。シニア世代になり、これから70代、80代、90代になっても、「装う」ことを楽しむ日々を送りたいと胸を躍らせている。

真っ赤なカーディガンを着回して
真っ赤なカーディガンを着回して

 Illallanさんのファッションの原点は、中学生のときに偶然出合ったVAN BOYSのダッフルコート。渋いベージュ色で木製のボタンが付いたそのコートに生まれて初めて「このお洋服を着たい」という気持ちが芽生え、以来、「トラディショナルなテイスト」を「好き」の軸に、50年のファッション史を重ねている。

きっと、70代になっても、80代になっても、ずっと変わらず、私のオシャレ心の中心にあるのは、あの日出合ったベージュ色のダッフルコートなのだと思います。

 ずっと変わらない「好き」を軸に、Illallanさんは日々どんなコーディネートをしているのだろう。本書では春夏秋冬別に、Illallanさんの普段の着こなしを写真と文章で紹介している。愛用している服は、プチプラからハイブランドまで多種多様。さらに、「好き」のときめきが光る自己流ミックス術にも注目だ。

アクセサリーみたいなバッグをポイントに
アクセサリーみたいなバッグをポイントに
ライダースジャケットはエレガントなアイテムと
ライダースジャケットはエレガントなアイテムと

 いくつになっても「好き」を大事に、「装う」ことを楽しむIllallanさんのライフスタイル。まさにシニア世代の憧れの的だ。

■目次より

<春>真っ赤なカーディガンは着回しに役立つ/スーツをヤンチャに着こなす/メンズセーターはカッコよさのスパイスに/レインブーツに短めのスカートetc.

<夏>アクセサリーみたいなバッグをポイントに/ジレは袖のないジャケット感覚で/60代のサロペットパンツ/ロングトップスとレースパンツetc.

<秋>黄色いジャケットを着る日が来るなんて!/ニュアンスカラーの重ね着は、白いブーツで締める/マダムな雰囲気を、グググっとカジュアルに寄せてくれるデニムの力/ライダースジャケットはエレガントな要素と相性がよいetc.

<冬>肩の力を抜いた感じを出しやすいVネックニット/ずっと好きなマントスタイル/着ぶくれしやすいダウンパーカーの攻略法/タイツみたいに伸縮性のあるスキニーパンツetc.

・おしゃれコラム スカーフ、サングラス、帽子、ストールetc.
・大切にしているもの
・暮らしのブログから 春夏秋冬
・ブログから厳選した春夏秋冬24コーディネート

■Illallan(イラッラン)さん
1958年生まれ。娘3人が独立し、夫と二人暮らし。2021年5月末、長年勤めた漢方薬店の管理責任者職を辞め、新しいステージをスタートした。50代に始めたファッションブログ「銀の滴降る降るまわりに...」に加え、シニアライフスタイル・ブログ「だんだんと美しくなる人生」や、Instagram、YouTubeでも発信。


※画像提供:KADOKAWA


   
  • 書名 60代のコーディネート、ずっと変わらない「好き」を主軸に
  • 監修・編集・著者名Illallan 著
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2022年10月18日
  • 定価1,650円(税込)
  • 判型・ページ数A5判・128ページ
  • ISBN9784048974936

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