「何度言ったらわかるの!」「ああ頭にくる!」
日常でついイラッとくることはあるだろうか。思わず相手を責めてしまう、不満を溜め込んでしまう......とお悩みかもしれない。そんなあなたに朗報だ。実は、3秒で怒りを静める方法がある!
『ついイラッときても感情的に反応しない方法を1冊にまとめてみた』(アスコム)は、『80歳の壁』の和田秀樹さんが、医学に基づいた理論で「3秒で怒りを静める」「3秒で怒りを消す」「3秒で怒りをプラスに変える」方法を教えてくれる本だ。
本書で紹介されている「怒りを静める」方法は、たとえばこんなもの。
「イライラきたらアイスクリームを食べる」
本当にこれで怒りが静まるのか......? と思うかもしれない。でも、これもれっきとした科学的理論に基づいた方法だ。
ポイントは「甘さ」と「冷たさ」。ものを食べると、副交感神経のスイッチが入り、脳が戦闘モードからリラックスモードへ切り替わる。特に、甘いものは血糖値を上げて満足感を覚えやすい。さらに、脳は冷感刺激が加わるとシャキッと覚醒し、気分が切り替わる。だから、甘くて冷たいアイスクリームを食べるとイライラがおさまるというわけだ。
このほかにも、
・自分の怒りを「古舘伊知郎」風に実況中継
・しつこい怒りには「カラオケ」と「ジョギング」が効く
・攻撃的な人には「反論」ではなく「相談」する
・怒りに耐えるには腹筋と背筋に力を入れる
・人の失敗にムカついたら「イチローだって4割未満」と考える
など、科学的に怒りを静めるユニークな24のメソッドが紹介されている。イラッとしがちなあなた、ぜひ本書のメソッドを試してみては。
■和田秀樹(わだ・ひでき)さん
精神科医。1960年大阪府生まれ。85年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、現在、国際医療福祉大学特任教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、「和田秀樹こころと体のクリニック」院長。主な著書に『感情的にならない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・ツゥエンティワン)、『プラグマティック精神療法のすすめ』(金剛出版)、『「感情の老化」を防ぐ本』(朝日新聞出版)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80歳の壁』(幻冬舎)などがある。
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