何かというとマウントをとってきたり、見下した態度をとる人、平気で約束を破る人や、図々しいお願いをしてくる人。あなたは、そんな相手にどう対応しているだろうか?
「怒るなんて大人げない」と、納得がいかなくとも笑って受け流し、結局「私ばっかり損してる」と嘆いてはいないだろうか。果たしてそれは、「大人」な態度といえるのだろうか――。
アンガーマネジメントの第一人者・安藤俊介さんの著書、『タイプ別 怒れない私のための きちんと怒る練習帳』(CCCメディアハウス)は、上手に怒るのが苦手な人に向けた「きちんと怒る」ためのテキストだ。
本書では、怒るのが苦手な人を6つの動物タイプに分けて紹介している。
◆八方美人で誰からも好かれたい!
「イルカさん」タイプ
◆どうせ無理だと諦めちゃう、無力感を抱く
「ナマケモノさん」タイプ
◆水面下ではバタバタしているのに冷静を装う
「白鳥さん」タイプ
◆いつもビクビク...まわりの警戒を怠らない
「リスさん」タイプ
◆完璧主義で立派に見られたい見栄っ張りな
「シカさん」タイプ
◆瞬発力がないから、後からモヤモヤ
「コアラさん」タイプ
あなたはどのタイプに当てはまるだろうか。
そもそも、人に対して怒ることができないのに、なぜアンガーマネジメントが必要なの?と思うかもしれないが、怒れない人にこそ習得してほしい、と安藤さんは言う。
アンガーマネジメントとは、怒り抑えてコントールするものではなく、必要に応じて上手に怒り、必要のないシーンでは、怒らなくて済むようになるための心理トレーニングだ。
そもそも怒りとは、自分を守るためにある「防衛感情」というもの。これは、考え方、価値観、生き方、立場、家族、友達など、あなたが大事にしたいと思っているものを指す。
あなたが怒れなかったことで、大切にしている感情や思いを蔑ろにされたり、やりたくないことを押し付けられたりしないために、大人としてアンガーマネジメントができるようになろう。
■安藤俊介(あんどう・しゅんすけ)さんプロフィール
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。新潟産業大学客員教授。怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し、教育現場から企業まで幅広く講演、研修、セミナー、コーチングなどを行う。ナショナルアンガーマネジメント協会では15 名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人としてただ一人選ばれている。主な著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)、『アンガーマネジメントを始めよう』(大和書房)等がある。著作はアメリカ、中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計 70万部を超える。
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