シンプルで形の美しさが人気のフィッシャーマンセーターは、元々イギリス沿岸部の漁師が愛用していたもの。その元祖といえるのが、英国の伝統ニット「ガンジーセーター」だ。
『ガンジーセーター 編み方とパターン 詳細解説』(グラフィック社)では、英国伝統のニット「ガンジー」にフォーカスし、その編み方と技法を徹底解説している。
まずはミニチュア版ガンジーにチャレンジ。
実際にミニサイズのサンプルを作ることで、ガンジーセーターそのものの構造を理解することができる。作っていくうちに、どんな模様を入れるか考えたり、セーターの要となるネックラインを育てたり、本書を参考に楽しみながら伝統的な技法を学ぶことができるのも嬉しいポイントだ。
ミニサイズのサンプルで、基礎をマスターしたら、自分の好みのオリジナルセーターの制作に取り掛かろう。デザインのバリエーションが豊富に掲載されているので、自由に組み合わせて世界に1枚だけのオリジナルセーターができる。
さらに、著者のベス・ブラウン-レインセルさんによるガンジーの編み方、ケーブル模様のエレガントなデザイン、ワンピースやカーディガンなど計9点も掲載している。
伝統のなかにセンスがあふれるガンジーセーター。秋の夜長に無心になれる編み物にチャレンジしてみては。
<プロフィール>
■著者 ベス・ブラウン-レインセルさん
約30年間、北米全土で伝統的な編み物にまつわるテクニックを指導。また、ニュージーランドやヨーロッパでも幅広く編み物を教えている。ニッターの教育や創作を奨励することを主な目的として精力的に活動。これまでにDVD3枚、30回以上のワークショップを開催。多くのデザインや編み図は、全てニッターたちが好きなクラフトのスキルや理解度を高めることができるものとして作成している。現在バーモント州在住。
■監修・翻訳 佐藤公美(さとう・くみ)さん
編み物にまつわる翻訳のほか、札幌を中心に編み物作品の制作、イベント出展、ワークショップ開催等を行う。手芸が苦手だった自らの体験をもとに、初めての方でも楽しく編み物ができる教室を時々開催。現在は医療系専門学校で英語の非常勤講師も務める。翻訳書に『アイスランドウールで編むロピーセーターとモダンニット』、『棒針の作り目と止め211種類のバリエーション』、『一年中楽しめる透かし編みの模様82』(すべてグラフィック社)がある。
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