ぼくらの関係
来てしまった――。噓のような現実の中へ。
少年時代を過ごした町に戻ってきた青年と、その青年を慕う、3人の美男子。
日々を過ごすなかで徐々に明かされていく、4人にまつわる因縁、過去の秘密。
そして、4人の秘めた恋心が動き出す――。
ピッコマの人気作品『ぼくらの関係』は、儚げな田舎町の青年教師が、タイプの違う3人の美男子たちとの関係に思い悩む様子を描いた胸キュンBL漫画だ。
儚げな雰囲気を持つ青年・秋江稜己(あきえ・いずき)は、教育実習中の大学4年生。少年時代を過ごした町の高校で働きながら、隣に住む昔馴染みの後輩男子・伊万里奏永(いまり・かなえ)とともに、穏やかな日々を過ごしていた。
稜己に恋心を持つ奏永は、稜己にアプローチをかけるたびにあしらわれている。昔と同じように弟分扱いしてくる稜己に「子ども扱いはやめてくれよ」と訴えるが、自分が恋愛対象として見られていると思っていない稜己は、その言葉の意味に気づけない。
そんな風にすれ違いながらも仲良く暮らしていた二人のもとに、ある日、さらに2人の美男子が現れる。稜己の義弟・譲(ゆずる)と、3つ年上の幼馴染・白檮山悠雨(かしやま・ゆう)。2人は、稜己とともに過ごすために、都会から田舎にやってきたのだという。
白髪の美青年である譲は、重度のブラコンで、兄と特別な関係になろうとしている。「ハグもしちゃダメなの?」と甘えてきながら、「弟にはなりたくない」と単なる兄弟であることを拒否する譲に、自分が性的に見られていると自覚していない稜己は困惑しっぱなし。
一方、大人っぽくて色気のある悠雨は、なぜ稜己のもとへ来たのかを明かさずに、ただそばへ寄り添ってくる。1本のタバコをシェアしたり、「俺の前では大人ぶるなよ」と気遣ったりしてくるその距離感の近さに、稜己はついドギマギしてしまう。
2人が来た日の夜。突然やってきた暴雨がきっかけで、奏永、譲、悠雨の3人は稜己の家に泊まることに。4人は料理を食べながら雑談を楽しんでいたが、自分とは距離をとっている兄が、奏永、悠雨と仲良くする姿に嫉妬した譲は、稜己にすがりついて、なぜ自分とは仲良くしてくれないのかと嘆きはじめる。
「他の人といっぱい喋ってて......。た、楽しそうに笑って......。俺の時はだ、ダメなのに......。なんでぇ? なんでこうなっちゃったの......。兄さぁん......。俺じゃあダメなの......?」
その後も、稜己は、風呂上がりの悠雨の身体を、暴雨の暗闇に紛れていやらしい目で見てしまったり、奏永と同じ布団に同衾したりと忙しい夜を過ごすことに。奏永は稜己に想いを伝えようとするが、またしても失敗。恋心を秘めたまま2人きりで眠り、一晩を過ごす。
翌朝。二人が目を覚ますと、悠雨が止めるのも聞かず、譲が怒りに打ち震えながら2階に上がってきていた。「そこ......どけよ!」と奏永に怒鳴り始めた。
同じベッドで眠っていた2人を、鬼の形相で見つめる譲。4人の関係は、いったいどうなってしまうのか――?
美麗で繊細なタッチで、憂いを含んだ美男子たちの表情を描き出した本作。BOOKウォッチでは6話まで試し読みを公開している。「BLは読んだことがない」という方も、この機会にぜひお試しを。あなたも沼入りしてしまうかも?!
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