ざわざわした場所だと相手の話が聞き取れない、日本語のドラマでも字幕がないと話が理解できない、聞き間違いや聞き返すことが多い......。もしかしたらそれは、「APD=聴覚情報処理障害/LiD=聞き取り困難」かもしれない。
2022年8月22日に発売された『マンガ APD/LiD って何!? 聞こえているのに聞き取れない私たち』(合同出版株式会社)では、漫画家のきょこさんが当事者として「APD=聴覚情報処理障害/LiD=聞き取り困難」を紹介している。
第2章ではAPD/LiD当事者の症状や、日常でできる工夫について紹介している。「音の洪水」と表現する人も。たくさんの音に囲まれると疲れてしまうので、ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓を活用する人もいるという。
第3章では専門家を交えてAPD/LiDの検査方法について紹介している。検査に不安がある方は参考にしてほしい。
第4章では、自分でできる対策として、「意識を変える」「環境の改善をはかる」「補助具を使う」「聞き取りトレーニング」「ストレス軽減対策」の5つが紹介されている。
目次は以下の通り。
第1章 APD/LiD って何?
第2章 当事者の声集めました~わたしたちの日常&こんな工夫をしています!~
第3章 APD/LiD ってどんな検査するの?
第4章 APD/LiD対策法 ~自分でできる5つの実践~
第5章 子どものAPD/LiD ~きょこが出会ったはるくんとママの話~
APDやLiDというワードを初めて聞いたという方が大多数だろう。「難聴ではないのに、聞き取れない」という方は、ぜひ本書を手に取ってみてほしい。
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