『ジュラシック』シリーズ完結篇の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開が迫り、楽しみにしているファンの方も多いだろう。このたび、未公開図版やボツ案からキャスティング、スケジュール、予算まで『ジュラシック・パーク』3部作の真実に迫るメイキングブックが発売される。
2022年8月8日発売の『ジュラシック・パーク トリロジー 完全版メイキングブック』(玄光社)は、シリーズ全体を通した裏話が満載だ。資料的な価値も高く、ファンなら引き込まれるに違いない。
カバーは本国版を踏襲したデザイン、本体は公式に許可された日本版オリジナル表紙となっている。
第1作『ジュラシック・パーク』の章では、マイケル・クライトンと、20代のスティーヴン・スピルバーグの運命的な出会いから原作誕生にいたる経緯、ティム・バートン、ジェームズ・キャメロンやリチャード・ドナーらヒットメーカーを巻き込んだ映画化争奪戦のいきさつなどシリーズ誕生の歴史が記されている。
クライトンが自ら執筆した脚本をスピルバーグが採用しなかった理由や、二転三転した末に脚本を執筆したデヴィッド・コープによる大胆な原作の改変についても、初期コンセプトアートとあわせて解き明かす。
ハリソン・フォード、リチャード・ドレイファス、カート・ラッセルと紆余曲折したグラント博士のキャスティング、こだわりぬかれた美術デザインや衣装、音楽や音響効果、有名なTレックスのロゴマークの誕生秘話も。
さらに、映画の主役・恐竜たちも詳しく紹介している。恐竜たちのメイキングやCG導入の背景は必読だ。
第2弾『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の大がかりなプロダクション、脚本完成前に撮影がスタートした第3弾『ジュラシック・パークIII』の現場の混迷から、3作目がシンプルなタイトルに決まった理由まで初出し情報が満載!
あれほどのヒット作が生まれた背景には、さまざまな苦難があったはず。完結編の映画とともに何度も楽しむことができるに違いない。
本書の目次は以下の通り。
序文 サム・ニール
はじめに ローラ・ダーン
第1章 ジュラシック・パーク
第2章 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
第3章 ジュラシック・パークIII
第4章 ジュラシック・レガシー
ジェフ・ゴールドブラムによるあとがき
注釈
謝辞
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