ラブストリーミング
女を弄ぶ最低男と、男を弄ぶ最低女。
もし2人が互いに口説きあったら、いったいどうなってしまうのか。
エリート医師のふりをして女から金をだまし取る詐欺男・神谷道五(27)。
男を大量にストックし、順位を付けて遊ぶ金持ち女・太田奈美(35)。
ピッコマの人気作品『ラブストリーミング』は、「悪い男」と「悪い女」が互いを騙しあう、予測不能の極悪恋愛サスペンスだ。
「狩りに行こうか」
詐欺男・道五は、今日も仲間たちとカモにする女性を探していた。
ターゲットは、原宿にいるような「田舎者」でも、六本木にいるような年上でもなく、クラブでナンパにひっかかるような女でもない。中目黒か自由が丘の雰囲気の良いルーフトップラウンジに生息している「本物の美人」だ。中でも狙い目は、地味で親しみやすいグループよりも、インスタをしている虚栄心の強いグループ。
獲物が決まったら、見栄っ張りな女達への第一声はこうだ。
「こんばんは、医大の同期達と来たんですが......」
そして一対一になったら、殺し文句を投入する――。
「実は父のエレベーター会社を引き継ぐことになってて、医者はしばらくやってやめるつもりなんだ」
そうして関係を深めたら、今度はお金を借りる。最初は小金を借りて、3日後に利息をつけて返す。そうやって信頼を積んでさらに大金を借りる。借りる時は、座り心地のいい椅子に座らせるのがコツだ。
そして、どこかで相手が自分を怪しんできたら縁の切れ目だ。既に借りている金は貰っておくが、連絡は二度ととらない。
チョロい、チョロ過ぎる。驚くほど上手くいく詐欺に味を占めて、道五は女性を心底馬鹿にしていた。
そしてある日、バーで隣の席に座った女性に目をつける。高価なアクセサリーを身につける虚栄心の塊のような女で、良いカモだと思ったからだ。その女性が、特大の地雷だとも知らずに――。
一方、目をつけられた女・奈美も、ちょうど新しい男を探しているところだった。6人いるキープの中に、ぴちぴちの20代を加えたかったからだ。
夫と別居中で、心の病のせいでいじめを受けている中学生の娘を抱えながら男遊びを辞められない奈美と、詐欺以外では働きもせず公共住宅に住みながら、医師のふりをして生活する道五。ロクでもない二人の関係は、お互いの狙いを秘めたまま進展していく。
悪い男VS悪い女。最後に笑うのはいったい――?
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?