ごはんがなくても恋は生まれる。でも、愛のあるところには、ごはんが欠かせない? お寿司屋さん、舞妓さんち、魔女の研究室、キッチンカー、シロさんとケンジの2LDKを舞台にしたグルメ漫画5選をご紹介する。想像力をかきたてられ、「誰かー、なんか作って~」と叫びたくなる作品ばかりだ。いや、お寿司屋さんをめざす?
OL水野雫の月に1度のぜいたくは、注目のお寿司屋さん探訪。そのために、お昼は手作り弁当で倹約。最初はひとりで行くのが不安だったが、電話予約の際に「おまかせで」と伝えればいいと知り、気が楽になった。カウンターに座り、親方と会話しながら、おすすめの寿司をおすすめの食べ方で味わう至福の時間。「カツオまったりしてうまい。海苔もいい香り!」と喜ぶ雫の隣席の男性は、「このカツオ引き網ですよね 勝浦ですか?」と、産地まで食べ当ててしまう。おまけに、カツオに合う日本酒を聞いて、注文。誰、この食通?どこかで見たような...。この出会いで、雫の寿司屋探訪に変化が...。寿司と一緒に日本酒についても詳しくなれるグルメ漫画。
『今夜、寿司屋で。~至福の日本酒~1』をアマゾンで読む 『今夜、寿司屋で。~至福の日本酒~1』をコミックシーモアで読む古都・京都のど真ん中の花街で働く舞妓さんたち。彼女たちが暮らすおうち「屋形」で繰り広げられる日常生活ってどんなもの?屋形で食事を作っているのは、まだ16歳の少女キヨだった。踊りに才能がなかったキヨだが、おばあちゃんに教えてもらったごはんづくりは得意だった。その才能を見込まれて台所を任されたキヨと、彼女を取り巻く温かな人間関係が描かれるお台所漫画だ。まかない料理にまつわるエピソードもたっぷり描かれている。全19巻まで発売中。2022年4月9日から、Eテレで毎週土曜8:25からアニメが放送されている。また、今年、是枝裕和監督の総合演出・監督・脚本で実写ドラマ化がNetflixで配信予定。今のうちに漫画で読んでおきたい。
『舞妓さんちのまかないさん』をアマゾンで読む 『舞妓さんちのまかないさん』をコミックシーモアで読む研究に没頭するあまりカップ麺ばかり食べている十和(とわ)博士を心配した社長から、毎週水曜に博士の個人研究室に行ってランチを作るよう命じられたのは、真面目で心配性の社長秘書の岸田くん。ある日のランチメニューは、スパムやトマト、レタス、カラフルなフルーツたっぷりのスペシャルパンケーキ。それを、年上女子の博士は次世代VRで出現するハワイのビーチで食べようと誘う。まるで、魔法みたいな研究成果にはしゃぐ岸田くん。研究に没頭するあまり岸田くんの来訪も気づかない十和博士をタコ焼きの匂いで振り向かせる。調子に乗る博士がビールに手を延ばそうとすると、すかさずラムネを差し出すところが憎い。2人の距離が次第に近づく「ごはんと恋の物語」だ。全3巻。
『水曜日のトリップランチ』をアマゾンで読む 『水曜日のトリップランチ』をコミックシーモアで読むレストラン勤務を辞め、長年の夢だったお弁当キッチンカー「リリー」で移動販売を始めたゆりか。厳しい現実にへこたれずに、幼なじみの朋成やリピーターのみなさんに、まごころこもったランチ弁当を提供するゆりかと、周辺の人々を描く幸せになれるお弁当コミックだ。表紙のキッチンカーの内部が面白い。商売繁盛のお守りや、レシピノート、料理本のほか、「箸入れ忘れない!」の付箋やメモなど見ることのできないものがぎっしり。夢を追うゆりかの喜びや苦労、恋愛など、人生模様が温かく描かれているほっこり系コミック。レシピも紹介されているので、気になるものを作ることができる点も高評価だ。全2巻。
『ランチボックス まごころキッチンカー』をアマゾンで読む 『ランチボックス まごころキッチンカー』をコミックシーモアで読む最後に紹介するのは、西島秀俊さんと内野聖陽さんのダブル主演でテレビドラマ化され人気を博した『きのう何食べた?』の原作となったグルメ漫画だ。講談社の「モーニング」で、今も絶賛連載中である。ドラマやオフィシャルブックは見たけど、原作はまだの方、この機会にぜひ読んでみては。小さな法律事務所の弁護士・筧史郎と美容師の矢吹健二は、2LDKの部屋に暮らし、「シロさん」「ケンジ」と呼び合う恋人同士。ケンジが帰宅する前に、買い物と食事を作るのがシロさんの日課だ。決められた食費の中で、旬の素材や新鮮さ、栄養バランスを考えるメニューは、どれも真似したくなるものばかりだ。2人が囲む食卓は、日々の出来事や思いを語り合う大切なひととき。そんないとおしい日々が丁寧に描かれていく。コミックは、19巻まで刊行。
『きのう何食べた?』をアマゾンで読む 『きのう何食べた?』をコミックシーモアで読む当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?