メイクがしっくりこない。すごく変というわけではないけれど、「なんとなく変」な気がする......そんなふうに悩んだことはないだろうか。
メイクを始めてずいぶん長いけれどアップデートのし方がわからない、そんなときにおすすめの1冊が、『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ダイヤモンド社)。
本書は、メイクは好きだけれど自分のやり方がしっくりこないと悩む漫画家・吉川景都さんと、大手化粧品会社の現役美容部員である「BAパンダ」さんの共著だ。漫画を読み進めるだけで自分に必要なメイクのコツがわかり、BAパンダさんによる解説でより深く理解できる構成になっている。
今回は、「Chapter1 眉がなんとなく変」から、眉メイクのコツを紹介したい。
BAパンダさんは、10年以上の経験を積んだ現役美容部員の立場から、メイクを学び直す上でいちばん重要なのは「眉」だと断言する。
「美容部員としてこれまで1万回以上お客様と接してきましたが、平行眉が似合わない人はいません」
誰にでも似合い、さらに今っぽい印象にしてくれるという平行眉。それを作るのに絶対外せないポイントの1つが、お手入れの順番だ。
先に理想の眉を描き、それから毛をカットして手入れするのが大切だという。よくある失敗が、すっぴんのときにフィーリングで毛をカットしたり抜いたりしてしまうこと。すると、基準になる枠がないので眉下の毛をなくし過ぎてしまいがちなのだとか。
誰にでも似合う平行眉は、「描いてから剃る」! これを忘れないようにしよう。
理想の形に整えた後、眉の色を変えたいときに重宝するのが「眉マスカラ」。髪の色と同じ色を選ぶのが無難......と思いきや、BAパンダさんは「自分がなりたい色よりも、1段階明るいトーンのものを選ぶ」と、アドバイスしている。
自分の眉の色と混ざることで、思った通りの色に発色するそうだ。
さらに、眉毛の色を変えるのに加えてもう1つの役割が、眉の毛並みを整えること。特に最近は、眉頭の毛を垂直に立ち上げるのが流行しているという。眉マスカラの他、透明のアイブロウジェルなどを使っても、まるで髪の毛をワックスで固めたような束感が出せるそうだ。
ちなみに、アイブロウペンシルなどを使っても、眉毛のあたりにあまり色が付かない......という人は、ベースメイクがうまくのってないのが原因かも。前回の記事、「夏のベースメイク「崩れない下地を使う」より大事なこと」では、本書からベースメイクのコツを紹介しているので、あわせて参考にしてみてほしい。
(文・犬飼あゆむ/ライター)
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