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もし人間が、メンフクロウの耳をもっていたら。

人間と比べてわかる 動物のスゴい耳図鑑

 効率的にエサをとるため。敵が出す音をよく拾えるようにするため。体温を下げるため。身体のバランスをとるため。厳しい自然界で生き残るために、動物たちの耳はさまざまな形に進化を遂げた。人間に置き換えると、こう。


 生き物の多様性は、人間にたとえるともっとわかる。斬新すぎる発想で動物の体を紹介した『カメの甲羅はあばら骨』(SBクリエイティブ)で人気の川崎悟司さんが、今度は「耳」をテーマに図鑑を作った。『人間と比べてわかる 動物のスゴい耳図鑑』(宝島社)、2022年4月22日発売だ。

 動物園・水族館の飼育員、獣医師など、動物を知り尽くした現場のプロに取材して制作された本書。衝撃のイラストだが、解説は正確でためになる。動物の耳はさまざまな機能をもち、それぞれの種のコミュニケーションのあり方につながる。動物の耳のすごさを、自分の身に置き換えて(!?)学んでみよう。

〈著者コメント〉
 生き物の耳にはさまざまな形と機能があり、人間が感じることができない音を聴くことができる生き物もいます。また頭部に耳があるともかぎらない生き物や、そもそも耳はなく、体のどこかで音を感じとっている生き物もいます。だから生き物によってそれぞれ感じる音の世界は異なるでしょう。そんな生き物たちの耳を人間が持っていたら・・・。を、イラストで可視化してみました。

 『カメの甲羅はあばら骨』は、2022年内の映画化が決まっている。インパクト大の"人間"たちが劇場でどんな活躍をするのか? 合わせてチェックしたい。

川崎悟司さんと、カメの甲羅を人間で再現した「カメ人間」
川崎悟司さんと、カメの甲羅を人間で再現した「カメ人間」

■川崎悟司(かわさき・さとし)さんプロフィール
 1973年生まれ。大阪府在住のイラストレーター。恐竜・古生物をはじめとした生物のイラストを数多く手がけ、自らのイラストを使用した書籍も多数出版。『カメの甲羅はあばら骨』(SBクリエイティブ)はSNSで話題を呼び、2022年に映画化決定。古生物・現代生物・未来の生物を解説したWEBサイト「古世界の住人」を運営している。


※画像提供:宝島社


  
  • 書名 人間と比べてわかる 動物のスゴい耳図鑑
  • 監修・編集・著者名川崎悟司 著
  • 出版社名宝島社
  • 出版年月日2022年4月22日
  • 定価1250円(税込)
  • ISBN9784299028730

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