第166回芥川龍之介賞、第166回直木三十五賞の選考会が2022年1月19日(水)に行われ、同日に受賞作が発表される。各賞の候補作は以下のとおり。
「別の生き物」になりたい会社員・U野は、ボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な身体づくりを始める。ところが、大会で結果を残すためには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。悩みを振り切れずに迎えた大会当日、決勝の舞台で彼女は驚きの行動をとる。
何不自由ない生活を送る私の悩みは、娘の意識の高さ。社会派YouTuberとして活動する娘は、私のことを「小説に思考を侵されたかわいそうな女」だと思っている。そんな娘の動画に、私の愛読書・太宰治「女生徒」が登場して――?
「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」映画を撮るために鳥取砂丘を目指す4人が、世界・人類・記憶について話す。異色のロード&ムービー・ノベル。群像新人文学賞受賞のデビュー作『鳥がぼくらは祈り、』に続く、23歳の飛躍作。
ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いている男・サクマは、今日も仕事を淡々とこなしていく。
高校の歴史研究部活動で中年男に出会ったぼく。男は人を喰った大阪弁とは裏腹な深い学識で、幻の古書の存在を追い始めた。そんな男を警戒しつつも、ぼくは興味を抑えきれず......。
1942年、独ソ戦の真っ只中。ドイツ軍の襲撃により母を殺されたセラフィマは、赤軍女性兵士に命を救われる。復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。
幸せな結婚、幸せな出産、明るい未来が待っているはずだった――。すべてが「普通」にうまく行っていた森崎青子の人生は、娘の死をきっかけに暗転した。離婚、職場での理不尽、周囲の無理解。「普通」でなくなってしまった人々の、「再生」へのもがきを描いた作品。
織田信長に町を焼かれて家族を失った男・匡介は、二度と悲劇をくりかえすまいと、絶対に破られない「最強の楯」である石垣作りに邁進する。そんな匡介のいる城に、「至高の矛」鉄砲こそ、戦の抑止力になると信じる国友衆がやってきて――?。
手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條は、ドイツ帰りの天才医師・真木と、難病の少年の治療方針をめぐって対立。そんな中、西條を慕っていた若手医師が自ら命を絶ち......。
天正六年冬。敵方の使者として幽閉されていた智将・黒田官兵衛は、自らを捕らえた城主・荒木村重に助けを求められる。なんでも、城内では謎の事件が多発しているという。史実を生かした戦国ミステリ。
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