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19日発表!芥川賞&直木賞候補作をまとめておさらいしておこう

我が友、スミス

 第166回芥川龍之介賞、第166回直木三十五賞の選考会が2022年1月19日(水)に行われ、同日に受賞作が発表される。各賞の候補作は以下のとおり。

第166回芥川龍之介賞候補作

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「我が友、スミス」(集英社)
石田夏穂「我が友、スミス」

 「別の生き物」になりたい会社員・U野は、ボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な身体づくりを始める。ところが、大会で結果を残すためには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。悩みを振り切れずに迎えた大会当日、決勝の舞台で彼女は驚きの行動をとる。

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「Schoolgirl」(文藝春秋)
九段理江「Schoolgirl」

 何不自由ない生活を送る私の悩みは、娘の意識の高さ。社会派YouTuberとして活動する娘は、私のことを「小説に思考を侵されたかわいそうな女」だと思っている。そんな娘の動画に、私の愛読書・太宰治「女生徒」が登場して――?

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「オン・ザ・プラネット」(講談社)
島口大樹「オン・ザ・プラネット」

 「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」映画を撮るために鳥取砂丘を目指す4人が、世界・人類・記憶について話す。異色のロード&ムービー・ノベル。群像新人文学賞受賞のデビュー作『鳥がぼくらは祈り、』に続く、23歳の飛躍作。

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「ブラックボックス」が掲載されている「群像」8月号(講談社)
砂川文次「ブラックボックス」

 ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いている男・サクマは、今日も仕事を淡々とこなしていく。

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乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮社)
乗代雄介「皆のあらばしり」

 高校の歴史研究部活動で中年男に出会ったぼく。男は人を喰った大阪弁とは裏腹な深い学識で、幻の古書の存在を追い始めた。そんな男を警戒しつつも、ぼくは興味を抑えきれず......。

第166回直木三十五賞候補作

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『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

 1942年、独ソ戦の真っ只中。ドイツ軍の襲撃により母を殺されたセラフィマは、赤軍女性兵士に命を救われる。復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。

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『新しい星』(文藝春秋)
彩瀬まる『新しい星』

 幸せな結婚、幸せな出産、明るい未来が待っているはずだった――。すべてが「普通」にうまく行っていた森崎青子の人生は、娘の死をきっかけに暗転した。離婚、職場での理不尽、周囲の無理解。「普通」でなくなってしまった人々の、「再生」へのもがきを描いた作品。

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『塞王の楯』(集英社)
今村翔吾『塞王の楯』  

 織田信長に町を焼かれて家族を失った男・匡介は、二度と悲劇をくりかえすまいと、絶対に破られない「最強の楯」である石垣作りに邁進する。そんな匡介のいる城に、「至高の矛」鉄砲こそ、戦の抑止力になると信じる国友衆がやってきて――?。

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『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)
柚月裕子『ミカエルの鼓動』

 手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條は、ドイツ帰りの天才医師・真木と、難病の少年の治療方針をめぐって対立。そんな中、西條を慕っていた若手医師が自ら命を絶ち......。

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『黒牢城』(KADOKAWA)

米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA)

 天正六年冬。敵方の使者として幽閉されていた智将・黒田官兵衛は、自らを捕らえた城主・荒木村重に助けを求められる。なんでも、城内では謎の事件が多発しているという。史実を生かした戦国ミステリ。


 
  • 書名 我が友、スミス
  • 監修・編集・著者名石田夏穂 作
  • 出版社名集英社
  • 出版年月日2022年1月19日
  • 定価1,400円+税
  • 判型・ページ数四六判 144ページ
  • ISBN9784087717884

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