俳優の原田龍二さんと妻・愛さんが、11月22日「いい夫婦の日」に都内で挙式を行った。結婚して20年目。龍二さんの3度にわたる浮気騒動など、たびたび離婚の危機を乗り越えてきた二人。それでも「別れない理由」を、愛さんがエッセイにまとめた。今回の挙式は、その発売記念イベントとして催された。
2021年11月22日『別れない理由』(講談社)が発売された。本書には原田夫妻の結婚生活とその平たんではない道のりが綴られている。
名古屋から東京までの新幹線の中で読んだという龍二さん。「僕がいかに浮気してきたかという浮気遍歴が書いてあって、自責の念に駆られた」と苦笑。そして、「新横浜あたりで目頭が熱くなった」と語る。「まさかあんな素晴らしい一言が書かれているとは思いませんでした」としみじみ。
一方、愛さんは、「ありのままの私たちのいざこざを書いたもの」で、「点数をつけるなら70点」と意外に辛い。しかしエッセイを書くことで「やっぱり自分の愛する人はこの人なんだな、と再認識した」という。
男女2人の子どもの親でもある2人。龍二さんの弟の妻で、ふたりの義妹にあたる松本明子さんは本書を読んで、「ありのままの最高の家族だね」と感想をもらしたという。
「ジョン・レノンとオノ・ヨーコのような関係を目指したい」という夫妻。挙式では、愛さんは桂由美さんがデザインした白無垢を着て、結婚指輪を交換。記者からのインタビューに、二人とも晴れやかな笑顔で応じた。
「私たちは今年結婚して20周年になります。20年前は結婚式も、指輪の交換もしなかったものですから。神前式を挙げてもらえるということで、主人もようやく指輪をしてみようか、と言ってくれました」(原田愛さん)
「なんだか不思議なご縁を頂きました。そして20年越しの式を行いました。この式は妻がエッセーを出版したという、その記念の意味合いが強いと思います。いろんなお知恵を拝借しまして、結婚指輪も交換させて頂けました。私としてはとても嬉しく思います」(原田龍二さん)
夫の浮気が報道されたとき、世間の目を気にするより、「もう1人で悩まなくていい」とホッとしたという愛さん。「別れよう、と何度も思った」という。それでも夫婦生活を続けてきた「本当の理由」とは。龍二さんの度重なる不倫に、何を思い、どう対処したのか。そして、子どもたちは――?
愛さんが傷つき、悩み、乗り越えてきた過程が赤裸々に綴られている本書。夫婦生活に悩みを抱えている方にもぜひ手に取ってみていただきたい1冊。
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