「ボヨヨ~ン」のギャグでおなじみの夫婦漫才コンビ・かつみ さゆりのさゆりさんの美容本『さゆり52歳 生き様ビューティー』が2021年9月30日に発売された。20年4月からYouTube『かつさゆのボヨヨンチャンネル』をスタートし、昨年公開したさゆりさんがすっぴん姿で美容法を紹介する動画が「驚異の51歳」などと話題になった。本書では、そんなさゆりさんが普段行っている「お金がかからない」美容法やトレーニング方法、さらには生き様までを惜しみなく収録している。
「毎日のお手入れがとても大事。即効性はないけれど、続けていると品のいいお肌になるのよ」
これは、さゆりさんが25歳の頃に出会ったエステティシャンの先生の言葉。45歳でお肌の状態がガクッと下がった時には思わず、ヒアルロン酸注射に頼らざるを得ないと思ったことも。そんな時には「さゆりちゃんが品のいいお肌のまま、どういう風に年を重ねていくか見てみたいわ」という先生の言葉を思い出し、注射やレーザーに頼ることはなかったという。現在もひたすら毎日手で行うケアを大切にし、美貌を保っている。本記事ではそんなさゆりさんの美容法や生き様を紹介する。
もともと貧血気味のさゆりさんを心配し、かつみさんがお風呂に導入したという炭酸泉のボンベ。朝晩に5~10分ほど炭酸泉の湯船に浸かり血流を促しているとのこと。お風呂上がりには、ホットタオルをぬくもりがなくなるまであてて、さらに血流をアップ。このとき、顔を温めることよりも、耳と首、肩周りを温めることを意識しているそうだ。
血流を意識したのは、さゆりさんの母親が心筋梗塞で倒れ、心臓手術を受けたことがきっかけ。さゆりさんの母親は、心臓の調子が悪くなった40代後半頃から毛量が減り始め、だんだんと白髪だらけになってしまった。しかし、心臓の手術を受けて少ししてから黒い髪が生え始めた。このことから「血流が関係しているのでは」と思ったさゆりさんは、お風呂やホットタオルで血流アップを促しているそうだ。
さゆり流ホットタオル美容法は以下の通り。
1.顔に化粧水をなじませてからタオルをのせる。タオルが熱すぎると毛細血管が切れて赤ら顔になってしまうため注意。
2.首のリンパ節を優しくほぐす。タオルごしに首周り、鎖骨の上をほぐす。
3.優しく首周り、耳のつけ根、頭全体をマッサージしたり、耳を引っ張ってグルグル回したりする。首の後ろもタオルで包んでほぐすと肩こりにも効く。
30歳の時にコンビを結成してから、さゆりさんはずっと二つ結びをして頭皮を引っ張り上げてきた。そのせいか、40代に入ってから薄毛が気になるように......。一つ結びに変えたり、育毛剤を試したりするも、思うように効果が出なかったようだ。
「こうなったらごまかしてしまえ」と投入したのは、毛が生えているように見えるパウダー「Fujiko Deko Shadow」(かならぼ)。頭皮にポンポンとつけるだけで5歳から10歳は若返って見えるという。男性にもおすすめだそうだ。
家は土台(基礎)が大事。顔も同じで土台である骨がしっかりしていないと、その上に乗っているお肉も崩れてしまうと思ったさゆりさんは骨のケアも意識しているとのこと。お肌の調子が悪いなと思ったら骨から見直し、カルシウムを摂るために、1週間連続で納豆と大量に炊いたひじきを食べているそうだ。食べ物からだけではなく、カルシウムのサプリメントも飲んで骨のケアに勤しんでいるさゆりさん。
私、骨って生まれたときからずっと一緒に育ってきてると思っていたんですね。でも骨って実は日々、壊されて生まれ変わってをくり返してて、3?5年でぜーんぶ入れ替わるそうです。しかも、年々、骨を作る細胞(骨芽細胞)より破壊する細胞(破骨細胞)が強くなる。だから、きれいに入れ替えてあげないと、破壊されるばかりで骨粗しょう症のリスクも高くなるそうです。
さゆりさんは51歳のときに病院に骨密度を測りに行ったら、結果はなんと、同年代の平均値の半分以下だったそうだ。見過ごしてしまいがちな骨だが、確かに骨がやせ細ることでほうれい線も目立ちやすくなる。さゆりさんのようにカルシウムを積極的に摂って骨ケアをしていきたい。
いつも明るくほんわかしているさゆりさんだが、20歳でかつみさんと同棲してから一カ月で5kgも痩せてしまったそうだ。その理由はというと......。
なぜなら、かつみさんの借金の保証人になるハンコを押し続けたから。そしたら月末、やせてたんですー! これぞ我が家の名付けて「ハンコダイエット」。このダイエットは簡単です。借金の保証人のハンコを押すだけで、勝手に気分がしんどくなってやせていく!というダイエットです。
夫と妻の関係は離婚届にハンコを押して出したら別れられるが、借金の保証人はそうはいかない。裁判所では甲と乙の関係にあり、借金を返済し終えるまで切っても切れない縁だ。そんな大胆な行動に出られたのは、好きの気持ちがあってこそ。その気持ちは52歳になった現在でも続いているという。また、かつみさんもさゆりさんの服装やスタイルについて絶対に否定しないという。普通だったら嫌がるだろうなという服を着ても「さゆりちゃん可愛いやん!」「ええやん、似合うやん!」などの言葉をかけてくれる。2人が想い合い、支え合っているからこそ、「好き」が続いているのだろう。
本書には他にもさゆりさんおすすめの化粧水やニベアパックの方法、人生のターニングポイントである震災のことなどが書かれている。「今の自分が一番キレイ!」そう言えるようにさゆりさんを見習いたい。
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