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美智子さまに学ぶファッションセンスの磨き方。気品あふれる皇室の「装い大全」

美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版

 10月20日に数え年で88歳となり、米寿を迎えられる上皇后、美智子さま。昭和34年に上皇さまとご結婚され、63年間、陛下と共に歩んでこられた。

 美智子さまといえば、ファッションが素敵なことでも注目を集める存在だ。美しいドレスや着物、雅やかな宮廷衣装、何をお召しになっても上品で美しい。宝島社から発売された『美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版』では、そんな美智子さまの気品あふれる装いの数々を、さまざまなエピソードとともに紹介している。

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『美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版』(宝島社)

 表紙の写真に見られるように、美智子さまの着物は花々をあしらったもの、特に天皇家の象徴である菊花を思わせる柄が多いという。下の画像の右側は、昭和37年10月、28歳のお誕生日を迎えられた美智子さま、左側は、33年11月、皇室会議で皇太子殿下(現、上皇さま)との婚約が決まったときの写真だ。

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『美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版』(宝島社)

洗練された子育てファッション

 子育て中の活動的なファッションも、当時、世の女性たちの注目を浴びた。昭和40年代、イヴ・サンローランがコレクションで発表したパンタロンを、美智子さまはいち早く子育て着として取り入れられたという。和装でも洋装でも、上品な配色が美智子さまのファッションの特徴だ。

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『美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版』(宝島社)

 帽子やケープ、アクセサリーなど、小物使いも素敵だ。美智子さまのトレードマークにもなっているあの丸形のお帽子は、通称「小皿帽」。帽子は貴婦人の装いに欠かせないアイテムだが、つばが広いと、人々との触れ合いのなかでは邪魔になってしまうことがある。また、「美智子さまのお顔を見たい」と訪問した国民やカメラマンをがっかりさせてしまう。そうした人々への配慮から、小皿のようなデザインの帽子をデザイナーにリクエストされたというエピソードも。

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『美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版』(宝島社)

上皇さまと美智子さま。「究極のラブストーリー」

 本書は「1章 新たな時代に向けて」「2章 上皇后になられた美智子さま」「3章 お出ましの機会」「4章 御所での過ごされ方」「5章 皇太子妃としての可憐な装い」「6章 皇后としての凛とした装い」の6章立て。

 ほぼすべてのページに写真が大きく掲載され、その一つひとつに美智子さまのお人柄をしのばせる温かいエピソードが添えられている。漫画家・小説家の折原みとさんや俳優の武田鉄矢さん、ジャーナリストの久能靖さん、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんによる特別寄稿も読みごたえがある。

 注目は、折原みとさんの「美智子さまの才覚と愛情 壮絶でドラマチックな長い長いラブストーリー」と題した寄稿文だ。折原さんは現在、女性週刊誌で美智子さまの漫画を連載している。軽井沢のテニスコートでの出会い、「皇室」と「民間」という立場の違いを乗り越えてご結婚されたお二人。折原さんは、上皇さまにとって美智子さまは「運命の人」だったと綴っている。

「まさに『世紀のロマンス』。『究極のラブストーリー』ではないだろうか。」

 巻末には、「美智子さまの87年間」として、ご誕生から現在までの主なできごとが年表にまとめられている。昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で、時代を超えて愛される「ミッチースタイル」。普遍的で上品な「センスの磨き方」の教科書にもなる、まさに「完全版」だ。


※画像提供:宝島社


  • 書名 美智子さまの63年 皇室スタイル全史 米寿のお祝い完全版
  • 監修・編集・著者名別冊宝島編集部
  • 出版年月日2021年9月 8日
  • 定価1,430円(税込)
  • 判型・ページ数B5判・160ページ
  • ISBN9784299020277

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