『アンフェア』『サイレント・トーキョー』などで知られる作家の秦建日子さんが9月14日、5年ぶりの新作小説『女子大小路の名探偵』(河出書房新社)を刊行した。
『女子大小路の名探偵』は、私立探偵を自称する頼りない主人公・広中大夏(ひろなか だいき)が個性派ぞろいのキャラクターとともに連続犯罪に立ち向かう痛快ミステリー。
名古屋市中区栄四丁目、通称「女子大小路」と呼ばれる歓楽街にあるバー「タペンス」で、主人公・広中大夏はバイト店長としてのんびりと働いていた。
しかしある時、ひょんなことから「連続少女殺害事件」の容疑者になってしまう。疑いを晴らすため、大夏は私立探偵を自称し、自らの手で事件を解決することを誓う。
岐阜柳ヶ瀬のナンバーワン・ホステスである姉の美桜、女子大小路のホステス・メリッサとレイチェル、自称"名古屋で最も優秀な"弁護士・望月康介、水素を研究する大学教授・畦地弦⼀郎、タペンスへ来る謎の常連客・ヤマモト、児童相談所に勤める加納秋穂、そして、警視庁から出向中の敏腕刑事・緒賀冬巳......個性豊かなキャラクターたちとともに、事件解決へ突き進む。
様々な人間関係と思惑が絡み合いながら、その繋がりの先に見えてきた驚愕の真相とは? 真犯人が仕掛けた罠に、大逆転の計画で立ち向う痛快ミステリー。
なお現在、作品をより深く楽しむための様々なコンテンツがある特設サイト(https://hm-novel.jp/)が公開されている。
小説の前半部分の試し読みのほか、アイドルグループ「BOYS AND MEN」メンバーほか豪華声優陣によるリーディングコンテンツ、著者対談などが掲載されている。
リーディングコンテンツで主人公の広中大夏役を演じているBOYS AND MENの田村侑久さんは、「本当に主人公なの?ってくらいボコボコにされる役。秦さんにいじめられてるんじゃないかって思うくらい」と苦笑しつつ、「作品自体はシリアスなシーンあり、コミカルなシーンあり、どんな方にも楽しんでいただけると思う」とコメントを寄せている。
■秦 建日子(はた たけひこ)さんプロフィール
小説家・脚本家・演出家・映画監督。1968年生まれ。1997年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作は〈刑事 雪平夏見〉シリーズとして続編とともにベストセラーとなり、『アンフェア』としてドラマ&映画化。他著書に『ダーティ・ママ!』『らん』『殺人初心者』『KUHANA!』『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』など。脚本に、テレビドラマ『天体観測』『ドラゴン桜』『ダンダリン』『そして、誰もいなくなった』など多数。脚本&監督作品に『クハナ!』『キスできる餃子』『ブルーヘブンを君に』。作・演出を手掛けた舞台に『らん』『方舟』シリーズなど。
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