人事部の女性社員・久我ありさが、社内に潜む問題を解決する漫画『社内探偵』(KADOKAWA)が人気だ。
本作の主人公は、「社内探偵」の異名をとる人事部の女性社員・久我ありさ。人事部に持ち込まれる問題を徹底的に調べ、社内に潜む課題に日夜対処している。
そんな久我のもとにある日、企画部の女性社員・飯田美和がきちんと仕事をしてくれない、という相談が舞い込んでくる。すぐさま久我はその相談に乗り、問題を調査。その背後にある飯田の実態のない成果報告の問題などを発見し、見事に異動の処分を下す。
普通の勧善懲悪型の漫画であれば、大抵はここで話が終わる。しかし、ここで本作にはさらに「その先」がある。
処分をくらって異動になった飯田は、企画部からの去り際に不穏なセリフを残す。
「ありもしない成果をでっち上げるなんてそんな事、本当に可能かどうしてわかんないの」
虚偽の成果報告は、上司や同僚など、有力な協力者がいなければ実行できない。飯田の言葉によって、久我もその事実に気づく。
「飯田さんは何かを知っている」
「若林さん以外に、この会社に腐ってるモノが」
隠れた悪人を見つけるべく、久我はその調査に取り組み続けていく。不正に協力した社員は、果たして誰なのか――。
単なるスカッとするお話にとどまらないのが、本作の面白いポイント。問題を解決するたび新たな問題が浮かび上がり、徐々に不穏な影が濃くなっていく。それを読むたび、どんどん話に引き込まれていく。
電子版は第17話まで配信中。第1話から第5話までを収録した単行本第1巻も発売されている。
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