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そろそろ酒場へ帰りたい。ダンチュウが選んだ「真っ当な酒場」

 夜風がひんやりしてくると、ちょっと一杯できる酒場が恋しくなる。特に今年は、自由に飲みに行けない日が続き、「そろそろ......」と思っている人も多いだろう。

 そんな声にこたえるように、雑誌「dancyu(ダンチュウ)」2020年11月号(プレジデント社)では特集が組まれている。タイトルはズバリ「真っ当な酒場」。数ある酒場の中でも、ここなら信じられるという"信頼できる酒場"をピックアップした。

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画像は、「dancyu」2020年11月号(プレジデント社)撮影:BOOKウォッチ編集部

 誌面には、「そろそろ真っ当な酒場に帰ろう。」と、読者に呼びかけるようなコピーが書かれている。編集部視点で選ばれた都内の酒場は10軒あり、エッセイストの平松洋子さんをはじめ、食と酒を愛する面々が取材している。

 各店が「守っている。守られている」「ひとり呑みに優しい」「誰もがいい顔になる」などのキャッチフレーズとともに紹介されていて、店の雰囲気から料理やお酒の味、店主の人柄までが記されている。読めば店内に座っている自分を想像できる。どこも魅力的な店ばかりだ。

 中でも「これ以上の正義はない」と紹介されているのは、銀座7丁目にある洋風居酒屋「ハーバーイン」。1985年オープン、カウンターには陶器の古いビアサーバーが置かれ、振り子時計にアップライトピアノという、英国の港町のバーをイメージした店内は、夜の街・銀座で歴史を重ねてきた"艶"が感じられるという。

 19時を過ぎるとピアノの生演奏が始まるそうだ。生ビールにカクテル、ウイスキー、お供はソーセージの盛り合わせや分厚いステーキにナポリタン。どれも「ちゃんとおいしい想像のど真ん中」と、読むだけでのどが鳴る。

 特集の後半には各店1品ずつ"真っ当な酒肴"のレシピがあり、家でもお店の味が楽しめるのはうれしい。

 ほかに、旬のサツマイモをテーマに「大学いも祭り2020」と題した特集も見どころだ。昭和5年創業・東京駒込にある専門店「甘藷生駒」に密着したレポートや、知られざる大学いもの話は、気持ちがほんわりと温かくなる。

 食欲の秋、ダンチュウ11月号を片手に楽しんでみては。


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